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須磨区

令和4年度 県総体ヨット部優勝!啓明学院高等学校(須磨区横尾)木内恵美子さん

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6月4日(土)、5日(日)に行われた「令和4年度 兵庫県高等学校総合体育大会」で、啓明学院高等学校(須磨区横尾)3年の木内恵美子さんが、ヨットシングルハンド・レーザーラジアル級で優勝した。
木内さんは、小学生4年生のときに父と兄の影響でヨットのセーリング競技を始め、ジュニアの頃から全日本選抜メンバーをめざして練習に励んできた。中学・高校でもヨットを続けたいと啓明学院に入学。同校では、かつてヨット部が全国大会で活躍したこともあるが、木内さんが入学当時は部員ゼロだった。高校生になり、ジュニア種目からシングルハンド・レーザーラジアル級に進んだ際に、インターハイを目標にしたいと学校に相談。職員会議で検討した結果、生徒一人ひとりのチャレンジを応援しようと、部活動として復活した。
授業のある平日は海に行く時間がないため筋トレを行い、海での練習は土日中心。「 その分、平日は勉強に集中して、週末や祝日は終日ヨットと切り替えています」と話す木内さん。ふだんは、西宮浜で社会人や他校の生徒とともに練習をしているという。

「セーリング競技は、風を読みながら自分のコースを考える。同時にライバルたちの動きも見てターンをするなど、体と頭を使うところが難しいし奥深い。1レースは40分くらい、体力と持久力も必要。その時の天候や風向きによって逆転したりされたり、最後まで何が起きるかわからないところもおもしろい」と、その魅力を語る。
高校生活最後の大会となる総体は、「 私のために顧問の先生についていただき、また、艇の管理や送り迎えなど家族の協力なしにできない競技。みんなに応援してもらっているから、何としてでも勝ってインターハイに出たかった」と、県総体に続き、近畿大会2位の成績でインターハイの切符を手にした。
8月のインターハイでは、「自分が納得できるコースをひいて、自信をもって臨みたい」と意気込みを語る。ジュニア時代から切磋琢磨してきた仲間との再会も楽しみだと話した。

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