青空の下　親子で楽しむ絵の具遊び
６月５日（日）、市立須磨離宮公園（須磨区東須磨）内の潮見台休憩所にて、「そら＋いろ＋かたち」が開催された。
未就学児から小・中学生とその保護者を対象に、解放的な野外で自由に絵の具で遊ぼう！というワークショップ。テーマやルールはなく、離宮公園の緑や花に囲まれ、風や光を感じながら、とにかく自由に表現する。好きな色を混ぜてみたり、画用紙からはみ出して石や葉っぱに色を塗ったり、色水で遊んだり……。室内と違い、壁や床を汚す心配もなく、保護者たちも一緒に絵筆を持って楽しむ姿が見られた。
主催は、ＡＲＴＬＡＢＯ代表のきたあゆみさん。西神南を拠点に舞多聞や小束台などで、「アートでこどもが育つ」をコンセプトに、子ども向けの描画や制作の教室を運営している。粘土や段ボールなど様々な素材で形を作ったり、色を塗ったり、廃材を利用してコラージュしたり、楽しい工夫を凝らしている。花や静物も見えているものを自分なりの視点で切り取って自由に描く。豊かな表現力や色彩感覚を育てること、自分の頭で考えること、個性を伸ばし自己表現すること、他人を受け入れること…アートを通じてこれからの時代に大切な能力を身に付けてほしいと願い、活動を続けている。
離宮公園のワークショップでは、子どもが自由に夢中に楽しめる時間と場所を提供する。「～しなさい」「～しましょう」とは言わない。さまざまな色の絵の具のボトルとたくさんの画用紙を用意して「どうぞ」と誘う。きたさんは「保護者の方は、ちゃんと座って描かなくちゃいけないとか、何か形あるものを描くべきなどと考えがちですが、そういう概念を取っ払って、子どもの表現したい思いを見守ってほしい。そして、こういう経験って大切やなと感じてもらえるとうれしいですね」と話した。

（左から）きたあゆみさん、こたきちずさん

「そら＋いろ＋かたち」 毎月第1日曜日開催（雨天中止）
<問い合わせ先> ART LABO きたあゆみ info@artlabo-a.com 080-6919-1669