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須磨区

子どもを育むスマハマプロジェクトモーターボート体験乗船

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主催:須磨区役所 共催:須磨ヨットハーバー、NPO法人 AQUAkids safety project 協力:B&G海洋クラブ 6月12日(日)
須磨ヨットハーバー(須磨区若宮町)で、「モーターボート体験乗船」が開催され、抽選で選ばれた18組58人の親子が、真夏を思わせる青空のもとでクルージングを楽しんだ。須磨区では、子どもたちに須磨のまちと海岸への愛着を感じてもらうことを目的とした自然体験学習「子どもを育むスマハマプロジェクト」のイベントを年間通して行っている。この日は5組ごとにプログラムを実施。ボート乗船前にはアクアキッズセーフティープロジェクト代表、すがわらえみさんによる「水難事故防止の講座」を30分受講した。
我が子が溺れたときに助けに飛び込んでも、助けられる可能性は低いことや、子どもは足首の深さでも溺れるなど、身近に潜む水辺の危険や溺れた時の知識などをクイズや紙芝居で分かりやすく学び、最後に同団体が提唱している「サンダルバイバイおやこ条約」に親子で署名した。これは「子どもはサンダルやおもちゃが流されても追いかけない、親はモノを失くしても怒らない」ことを親子で読みあげて署名し、家の目立つ場所に貼ることで、子どもに流されたモノを追いかけない意識づけをする取り組み。
すがわらさんは、「水辺を安全に楽しむための知識を持って、ライフジャケットなどのアイテムも準備することが大切とお伝えしています。水辺からの帰り道に『楽しかったね!』とみんなで笑い合えることが活動の目標です」と話した。
その後ライフジャケットが正しく装着されているかをチェックし、普段は一般の人が入れないヨットハーバーを見学、いよいよ桟橋からボートへと乗船した。須磨海づり公園を超えて明石海峡大橋近くまで、往復30分のクルージング体験を終えた佐々木恵美さんと桜さん(須磨区・小2)の親子は「子どもに色々体験させたくて広報紙をよくチェックしています。ボートは海面が近く、水しぶきがかかるほどで気持ち良かったです」と感想を話した。


土田さん親子

同じく須磨区在住で、父親の土田忠義さんと参加した悠太さん(小2)は「ボートから見あげた飛行機が、陸から見ているよりも大きく見えた!」と笑顔を見せた。海や魚が好きで、リニューアルする須磨海浜水族園も楽しみにしているとのこと。
主催の須磨区役所 総務部まちづくり課事業推進担当係長 貫名宏介さんは「須磨海岸は2019年に国際環境認証である『ブルーフラッグ』を関西の海岸で初めて取得しました。これからも須磨海岸がみなさんに愛され、魅力ある海岸であるよう盛り上げていきたい」と話した。

※ブルーフラッグとは…  国際環境教育基金(FEE)が実施する環境認証。取得には「環境に関する教育と情報公開」「水質」「環境マネジメント」「安全とサービス」の4つのカテゴリーと33項目の認証基準を満たす必要がある。2022年4月現在国内7箇所で認証取得。

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