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西神中央ホール開館プレイベント まちなかフェス

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6月5日(日)プレンティ西神中央アトリウムコート(西区糀台)で「まちなかフェス」が開かれ、多彩な音楽やダンスが繰り広げられた。(主催/西神中央ホール開業準備室)

市営地下鉄西神中央駅周辺のリノベーション事業が進行する中、今年10月には本格的な音響設備を備えた「西神中央ホール」と蔵書数約30万冊を目指す「西図書館」の一体施設「なでしこ芸術文化センター」(西区美賀多台)がオープン予定。西神中央ホールは音楽や演劇をはじめとした舞台芸術の鑑賞に対応した500席規模で、ほかには練習スタジオやテイクアウトカフェなども備える。
オープンにあたり同ホールを多くの人に広く知ってもらおうとさまざまなプレイベントが企画されている。第1弾は4月に「このまち演劇ワークショップ」が催され、全5回を通して、ひとつの作品を作り上げた。第2弾となる今回の「まちなかフェス」ではホールを飛び出して、街なかに設けられた特設ステージで出演者によるパフォーマンスが披露された。


織音フルートアンサンブル

オープニングを飾ったのは美賀多台児童館ダンス部の子どもたち。V6の「愛なんだ」に合わせて元気いっぱい踊る様子に歓声が上がり大きな拍手が送られた。男声合唱団ジェントル美賀多は「あの素晴らしい愛をもう一度」「ふるさと」など4曲を歌い上げた。創設メンバーで理事長の小林成好さんは「久しぶりのステージはやっぱり楽しい。一緒に口ずさんで欲しいので皆さんが知っている曲を選びました」と笑顔で話した。パフォーマンス集団HI×TO(ヒクト)はアトリウムコート横の広場を大きく動き回り身体を使ったパフォーマンスを披露。独特な世界観に観客たちは一気に引き込まれた。
最後に登場したのはバロック音楽からベートーヴェンまでを専門とする室内楽団テレマン・アンサンブル。1曲目の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」が演奏されるとその圧倒的な演奏技術で魅了した。「G線上のアリア」「カノン」のほか、ビートルズの「レット・イット・ビー」「ヘイ・ジュード」が披露され、街に響き渡る壮大な音色に買い物客も足を止めて聴き入った。
開催を心待ちにしていたと話す60歳代夫婦(西区糀台)は「コロナの影響で自粛ムードが続いていたが、やっぱり生演奏は最高!堪能しました」と華やかな舞台を楽しんでいた。

主催者の金森俊樹さんは「センターのコンセプトは『おかえりサロン』です。ホールでの公演鑑賞だけでなく地域や世代を繋ぐ拠点となり、多くの人が身近に感じ気軽に立ち寄れるような場所になれば」と語った。

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