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2022洋菓子フェスタ in Kobe

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4月29日(金)から5月5日(木)にわたり、大丸神戸店 9階 イベントホール(中央区明石町)にて「2022洋菓子フェスタinKobe」が開催された。

兵庫県洋菓子協会と神戸ファッション協会が主催するゴールデンウィークのイベント。「洋菓子の街・神戸」をアピールする人気企画だが昨年、一昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。
今回のフェスタは、感染対策を施し、さまざまなスイーツの販売の他、神戸マイスターによるウエデイングケーキ製作のパフォーマンス、パティシエのケーキ講習会、「神戸洋菓子職人道」の大型飴細工製作、デコレーションケーキコンテストなど、盛りだくさんな内容となった。

会場には、京阪神や東京の洋菓子店18店が出店。多彩なスイーツが並び、どれにしようか迷いつつ買い物を楽しむ人たちの姿が見られた。また、職人の手による工芸菓子やシュガーデコレーションが展示され、来場者はパティシエたちの熟練の技を間近で見入り、写真を撮っていた。

兵庫県下のパティシエが腕を競う第16回デコレーションコンテストでは来店客による人気投票も実施。プロ審査の部の最優秀賞である「県知事賞」には「パティシエ エス コヤマ」今井萌香さんのデコレーションケーキ「うさぎのもちつき」が選ばれた。お月さまの下で餅つきをするうさぎと女の子を表現し、飴細工の繊細な紅葉や菊の花があしらわれた作品。お月見という和風な題材で、ほのぼのとした美しい世界をケーキの上に創っている。このほか、兵庫県洋菓子協会会長賞や神戸市長賞など11人のパティシエが受賞した。
最終日の5日には表彰式が行われ、県洋菓子協会会長であり、垂水区に本店がある「レーブドゥシェフ」の代表佐野靖夫さんは「お菓子は幸せ産業です。お菓子を食べれば幸せな気持ちになり、人と人が仲良くなります」と話し「これからもお菓子を通じて周りを幸せにしてください」と、若いパティシエたちにエールを贈った。

3年ぶりの開催に楽しみにしていた多くのスイーツ好きが来店し、連日賑いをみせた。洋菓子の街神戸は〝パティシエたちの技と情熱によって支えられている〟と、改めて魅力を伝えるフェスタとなった。

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