シニア交流サロン
5月18日(水)、ブランチ神戸学園都市コミュニティルーム(垂水区小束山手)で「シニア交流サロン」が開かれ、7人が参加した。
主催/シニアことはじめ倶楽部KOBE(まちづくりスポット神戸登録団体)
新しいことにチャレンジして充実したセカンドライフを目指そうとシニアを対象に開かれた交流サロン。今回のテーマは「新しい体験へのチャレンジ」。
シニアボランティアとは、定年退職後や子育てが終わった高齢者がこれまでの人生で培った経験や知識などを活かして社会貢献となるボランティア活動に参加すること。主催者の山本友彦さんはシニアボランティア活動のメリットを健康づくり(フレイル・認知症予防)、地域や人とのつながり(孤立予防)、生きがいを感じられる(人の役に立つことで自己肯定)と解説。加えて、シニアができるボランティアの種類を具体的に挙げて説明した。
この日の参加者はボランティア初心者からベテランまで幅広く、自己紹介がてら活動の経験談や今後やってみたいことなど活発な意見交換がなされた。
松江徳忠さん(垂水区小束山)は高塚山を愛する会を始め、地域のお困りサポート事業などに登録し活動している。「ありがとうと感謝されるのがうれしい。やりがいがある」と笑顔で話した。
池田佳奈恵さん(西区井吹台東町)は「以前からボランティアに興味はあったが、ようやく時間に余裕ができたので行動に移しました」と話し、積極的に質問していた。
続いてボランティア以外に趣味や特技を活かした社会貢献について説明する山本さん。「楽器や手芸、体操、料理など得意なことや好きなことは改めて体験したり表現することで自分の可能性を知るきっかけにもなる。一歩踏み出してチャレンジするのもおすすめ」と呼び掛け、市内で活動しているサークルやグループを紹介。ほかにもまちづくりスポット神戸の登録団体や地域共生拠点の紹介、山本さんが参加した集いの感想、ボランティア活動をする時の注意点など多岐にわたる内容となった。
山本さんは退職後、新しい仲間を作りたいと10年前に同倶楽部を設立。これまでさまざまな交流会やイベントを企画開催してきた。現在は高齢者の居場所づくりに力を注ぎ「高齢者が地域や社会と繋がる新たな機会を作り、活動のお手伝いができれば」と熱い想いを語った。
今後も毎月第3水曜日に定期開催の予定。参加希望者は要事前申し込み。
TEL090(3928)6232 山本さんまで