しあわせの村まつり 春まつり(北区)
4月23日(土)・24日(日)の両日、しあわせの村(北区)でしあわせの村開村記念日(4月23日)を祝うお祭り「しあわせの村まつり 春まつり」が開催され、多くの市民が訪れた。
「しあわせの村まつり」は、広く市民が交流する夏祭りとして毎年7月最終土曜日に開催していたが、新型コロナウイルス感染拡大のため2年連続で中止になった。今年度は感染対策として季節ごとに分割し、テーマごとに開催する運びとなった。第1弾は、しあわせの村開村記念日(4月23日)を祝う「しあわせの村春まつり」。
23日は「春から始める健康づくり 健康増進フェア」が開催され、シルバーカレッジで12のプログラム、温泉健康センター体育館ではノルディックウォーキング講習など5つのプログラムが行われた。シルバーカレッジ1階の多目的ホールでは、神戸市消防音楽隊による演奏がオープニングを飾った。続いて、神戸学院大学栄養学部・田中清教授による「骨の栄養と骨粗鬆症」、神戸市シルバーカレッジの前田潔学長による「三屋清左衛門残日録にみる退職後の生き方」、ときわ病院・歯科口腔外科の足立了平部長による「目をみはる口の動き~健康は健口から」の講演会が開かれた。田中教授は「骨にはビタミンDが重要で、魚を食べることや日光浴の必要性」を訴え、生活習慣病と同様に骨粗鬆症も予防できることを伝えた。
1階正面ホールでは体組成チェック、血管年齢の測定、骨密度検査測定のブースが並びにぎわいをみせていた。訪れた参加者たちは最新の器具を使って、身体の状態をチェックしたり、食事等のアドバイスを受けたりしていた。空間認識力や記憶力、計画力など5つの認知機能を測定する「脳活チャレンジ」では「思った以上に衰えていた。脳のトレーニングをしなくては」と苦笑する夫婦も。神戸市薬剤師会によるブースでは最寄りの薬局で足腰や全身、ふくらはぎの筋力状況や咀嚼状態をテストするフレイルチェック(所要時間約10分・無料)が受けられることを紹介していた。
2階ではロボット体験やロコモ度チェックなど8つのブースがあり、神戸大学コグニケア運動講師・呉恵美さんによるコグニケア体操体験や、サンテレビ出演中のリハビリ専門職講師による介護予防体操体験も行われた。リモートでコグニケア体操を受講しているという東谷喜代子さん(76歳・北区藤原台)は「リアルで呉先生の体操を受講できて感激でした!老いを一緒に乗り越えられる仲間ができ、楽しく励んでます」と笑顔をみせた。
24日にはたんぽぽの家多目的ホールで神戸市混声合唱団×しあわせの村プレゼンツ「こどもコンサート♪♪」が開かれた。お楽しみ縁日やこいのぼりを作る会なども両日開催された。
コグニケア体操体験