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「やさいハンターモニターイベント第1弾、山に埋まるたけのこを掘り当てろ!」 伊川谷駅南農園(西区伊川谷町

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4月16日(土)伊川谷駅南農園(西区伊川谷町)にて、タベモノガタリ(株)主催による「やさいハンターモニターイベント第1弾、山に埋まるたけのこを掘り当てろ!」が開催され、親子連れを含め13人が参加した。

左から、谷井敏朗さん、竹下友里絵さん

農産物の小売・卸売を行うタベモノガタリ(株)の代表取締役社長 竹下友里絵さんが今年3月から手がけている新事業のモニター企画は、有機野菜のリアル収穫ゲーム「やさいハンター」。神戸市の農園を舞台に参加者が主人公となり、さまざまなミッションに挑戦しながら野菜を収穫する〝ゲーム感覚のエンタメ収穫体験〟で、近隣の有機農家の所得向上および、街から近いことを活かし、参加者にはひと味違う収穫・自然体験を楽しんでもらい週末のレジャー感覚で遊びに来てもらうのを目的としている。
第1弾は「たけのこ掘り」。ゲームの舞台となる農園の所有者、谷井敏朗さんの紹介が終わると、参加者たちにはミッションカードと地図が手渡され、ゲームスタート。地図を元に農園を探検していく。

左から、清水柚花さん、今井咲希さん

ミッションカード


山に入りたけのこを探し始めるが、足元にあることに気付かず探し回ったり、足場の不安定な山の斜面で四苦八苦。ハンター(参加者)はひとつ見つけると歓喜の声をあげた。たけのこは、土から少しだけ芽を出したものを探し出し、根元から掘り起こして収穫する。慣れないと掘るだけでも悪戦苦闘。最後は谷井さんが掘り起こしてくれる。たけのこが姿をあらわすと想像以上の大きさと重さに驚かされる。収穫した野菜は、すべて持ち帰りができる。

原木しいたけ

次のミッションは「原木しいたけに水をたっぷりと与える」こと。谷井さんの農園では、クヌギやコナラなど切り出した原木にしいたけ菌を植え付け、原木の養分を分解しながら自然の中で無農薬栽培をする「原木栽培」でしいたけを育てている。実際に原木しいたけを見せてもらい、水やりをした。しいたけは菌を植え付けてから食べられるように育つまでふた夏(1年半)かかる。ミッションカードにはそれぞれの野菜の収穫方法や栽培の説明が書いてあり、リアルな体験学習ができるようになっている。

アーモンドの木の実

玉ねぎ、じゃがいも畑

別のミッションでは実際に木を観察し「何の実がなるのかを当てる」というもの。谷井さんからヒントをもらい、アーモンドの木だと分かると、参加者たちは一斉に驚いて写真を撮っていた。ジャガイモや、玉ねぎ畑の見学では、収穫する前の「畑での姿」を初めて見たという声も出た。
農家にとっては野菜を育てて収穫することはあたりまえの日常だが、農業を知らない人にとってはその体験をすることに魅力がある。竹下さんは「私たち第三者が見て面白い、楽しそうと感じることをたくさんの人にも提供出来るように形にしていきたい」と話した。
清水柚花さん(菅の台小6年)の母親は「たけのこ掘りも体験出来て楽しかった。自然の中で思い切り動き回って、子どものいきいきとした姿を見られてよかった」と話し、柚花さんも「ミッションがあったのが楽しかった」とニッコリ。4歳の息子と参加した父親(西区糀台)は「なかなか自然の中で過ごす機会がとれないので気持ちよかった。よく歩いたのでいい運動にもなった。また参加したい」と話した。森山瑛太さん(井吹東小1年)は「たけのこの皮に毛があって触ると気持ちよかった。栗の木の下でいがぐりを見つけて触ったら痛かった」と話し「山で探検するのが楽しかった」と笑顔を見せた。最後に谷井さんより子どもたちにカブトムシの幼虫がプレゼントされ、参加者は大喜び。
今回のミッションレベルは児童が対象。今後は子どもから大人まで楽しめる内容にどんどん変化していくという。モニターイベントは4月中で終了し、5月から本格的に始動。今後の予定についてはタベモノガタリ(株)「やさいハンター」ウェブサイトにて随時更新予定。LINE、インスタグラムでも情報を発信している。
※HP/yasai-hunter.jp
※LINEは、下記QRコー ドから

※インスタグラムは「yasai.hunter」で検索

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