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西区

「D-ラーニング 推しベジプロデュース!~西区野菜を大学生と販売体験~」西区役所(西区糀台)3階の多目的スペース「こべや」

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3月19日(土)西区役所(西区糀台)3階の多目的スペース「こべや」で「D︲ラーニング 推しベジプロデュース!~西区野菜を大学生と販売体験~」が開かれ、西区在住の小学生20人が参加した。 (共催/西区役所、西区連合婦人会)

「D-ラーニング」とは西区内の大学や企業の協力を得て子どもたちの好奇心を育み、視野を広げるプログラムで多世代・異文化交流を目的とした小学生向けの学びの場。

西区は都市部のすぐ近くに豊かな農村地域が広がり農業が盛んなことから同区の小学生に農産物の販売体験を通して地元野菜について学び、身近に感じてもらおうと催された。販売する野菜は西区押部谷の若手農家8人が結成した団体「おしベジタブル」が協力。代表の山崎高志さんは「押部谷は寒暖差があり土が肥えているので野菜の栄養価が高いのが自慢」と話す。

山崎高志さん

 

第1弾は2月に神戸外国語大学と流通科学大学の学生6人が主体となり西区産野菜のワークショップを開催。野菜の種類や特徴について学んだことを活かしながら、販売する際のポップや案内のチラシを作成。また店頭での野菜の配置など販売方法も考えた。第2弾のこの日は実際に野菜の販売を行った。

左から、林真帆さん、紡希さん姉妹

久米誠さん

岡田結芽さん

店頭にはイチゴ、トマト、水菜、ルタバガ(西洋カブ)など押部谷産の新鮮な野菜13種類が並んだ。2グループに分かれ、事前に作成した案内チラシを市営地下鉄西神中央駅前で配布。「無農薬、減農薬の新鮮な野菜を販売しています。ぜひ来てください」と積極的に声を掛けチラシを手渡していたのは林真帆さん(取材時伊川谷小4年)、紡希さん(同2年)姉妹。「チラシを渡した人が買いに来てくれてうれしかった」と目を輝かせた。店頭では「いらっしゃいませ!」と小学生の元気な声が響いていた。来場者に「ルタバガはスウェーデンカブとも言われ、焼いたりシチューに入れるとおいしいですよ」「里芋は柔らかくて味が濃い。炊く以外に揚げるのもおすすめです」と特徴に合わせた説明で約150の野菜がほぼ完売した。岡田結芽さん(取材時竹の台小2年)は「知らない野菜を知ることができた。野菜が好きなので楽しかった」と笑顔。久米誠さん(取材時狩場台小1年)は「野菜を買ってくれたお客さんが笑顔でお礼を言ってくれてうれしかった」と笑みがこぼれた。西区竹の台から来場した小野澄子さんは「スナップエンドウは茹でたり焼いたりするとおいしいと聞いて初めて買ってみた」と話した。西区役所まちづくり課の新子ゆめさんは「大学生が積極的に小学生と交流しながらすすめてきました。子どもたちが地元産の野菜を知るきっかけになったのでは」と話した。

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