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「西区をイロどるワークショップ」西区役所(西区糀台)3階の多目的スペース「こべや」

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市営地下鉄西神中央駅前にオープンした西区役所(西区糀台)3階の多目的スペース「こべや」で2月26日(土)、「西区をイロどるワークショップ」が催され、西区在住の小学生9人が参加した。 (共催/西区役所、神戸芸術工科大学)

多目的スペース「こべや」(運営/株式会社ジェイコムウエスト神戸三木局)は「繋がりから成長へ」をコンセプトに西区の魅力発信や地元産品の販売、イベントなどを実施。西区に関わる人たちが交流し活躍する場となっている。新庁舎3階エントランス横のガラス張りになった一画で、隣接する商業施設や駐車場から連絡通路で繋がっておりアクセスも良好。

この日は、今年8月に西区制40周年を迎える神戸市西区をイメージする文字や絵を描いてオリジナル文字を作るワークショップが開かれた。講師は神戸芸術工科大学(西区学園西町)プロダクト・インテリアデザイン学科助手の井上小矢香さんと学生4人。最初に井上さんから「色の三原色である赤・青・黄と白の4色の絵の具を使います。ほかの色は混ぜて作りましょう」と説明。「紫は何色と何色で作る?」の問いに「赤と青」と元気よく答える子どもたち。井上さんは「赤が多い紫色、青が多い紫色、白を足した薄紫色など好きな色をつくって!」と呼び掛けた。参加者は「にしくせい40しゅうねん」「こべや」「やさい」などの文字を、思い思いの色をつくって用紙に描いた。

左から松岡渚月さん、祐朱さん姉妹

横山太郎さん

次に、西区をイメージする10のテーマを学生らが発表。太山寺や西神ニュータウン、王塚古墳、いちごなど西区を象徴する建造物や風景、特産品について写真や地図を用いて解説。地元の魅力を学んだ後、好きなテーマを選んで自由に絵を描いた。歴史が好きなので、古墳を選んだという横山太郎さん(取材時糀台小3年)は「本当の古墳の色ではなく好きな色を作って描いた」と自由な発想で何度も色を重ねて仕上げていた。姉妹で参加の松岡祐朱さん(取材時井吹東小6年)は「布団太鼓を初めて知ったので写真を見ながら描いた」と地元を知るきっかけになった様子。妹の渚月さん(同小4年)は「色を考えながら作るのが楽しかった」と笑顔を見せた。

今後は、この日描いた文字と絵を使って同大学の学生が西区のオリジナル創作文字を制作する。西区役所まちづくり課の新子ゆめさんは「広い床の上で伸び伸びと自由に描いてくれました。地域の中で子どもたちと大学生が繋がり制作した作品は、西区制40周年記念事業などに幅広く活用する予定です」と話した。

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