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神戸市西区役所 移転オープン(西区糀台)

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神戸市西区役所(西区糀台)の新庁舎が2月14日(月)、市営地下鉄西神中央駅前に移転オープンした。

マスコットキャラクターたちと、右、志水達也西区長

新庁舎は6階建てで兵庫県産の木材を使用し、入り口周辺は全面ガラス張りで開放感あふれる造りになっている。この日は開庁時間に合わせて志水達也西区長や西区のマスコットキャラクター「神戸ウエストン」らがエントランスで区民を出迎えた。またバレンタインデーにちなんで来庁者にはチョコレートのプレゼントもあった。

3階には0~2歳児の親子が利用できる子育て広場「おやこふらっとひろば西」(運営/社会福祉法人 神戸YMCA福祉会)もオープン。新型コロナウイルス感染拡大防止のため予定されていたオープニング記念イベントは中止となったが内覧会として催され、事前予約の約10組の親子が3回の時間帯に分けて来場した。

パオをイメージした遊具

絵本コーナー

学生手作りのベンチ

パオをイメージした遊具

広場は駅方面から連絡通路を通って来場でき、アクセスの良さも魅力。大きな窓から太陽の光が差し込み明るく開放的な空間に仕上がっている。内装は「神戸の自然」をテーマとし、中央には「パオ(モンゴルの、移動型円形住宅)」をイメージした遊具を設置。屋根には北区の藍那で作られている酒米・山田錦のワラを使用し、木材は六甲山材を中心に県内の間伐材を有効活用。ほかにも収納棚やベンチ、おもちゃも木材にこだわり、神戸芸術工科大学(西区学園西町)の学生有志約30人が制作した。また窓辺に飾られた保育士スタッフ手作りの装飾品などがアットホームな雰囲気で来場者親子を迎える。

左、木村さん親子、右、岸田さん親子

咲南ちゃん(1歳)と参加した木村綾乃さん(西区美賀多台)は「コロナ禍で出かけられない中、ここがあると助かる。これから活用したい」と声を弾ませた。岸田奈緒さん(西区竹の台)、朋貴ちゃん(1歳)親子は「木のおもちゃが多いのがうれしい。ほかのお母さんたちと交流して情報交換したい」と笑顔を見せた。

スタッフで保育士の井奥千恵さんは「子育て中の親子が気軽に集まり、くつろげる場にしたい」と話した。親同士の交流に加え育児の不安や悩みの相談ができるスタッフがいるのも心強い。神戸YMCA福祉会の松田康之さんは、「子育て中の母親を孤立させないための居場所となり手助けができれば」と話した。

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