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西区

セリオセミナー「リップクリームを作りましょう!」

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1月15日(土)、セリオセミナー「リップクリームを作りましょう!(またはハンドクリーム)」がセリオホール(西区井吹台東町 コープ西神南2F)にて開催され、午前の部には親子連れを含め約20人が参加した。

講師は無添加手作り石鹼店Orang ke Orang(オラン・ク・オラン)の代表 橋本健一さん。橋本さんは中学2年の頃から10年間アトピー性皮膚炎に悩まされ、顔が真っ赤になりとても辛い経験をしたという。後に生協(日本生活協同組合連合会)で商品開発を担当。その経験を活かし、同様に悩みを持つ人のために高品質な石鹸を手頃な価格で使ってもらいたいと無添加石鹸専門店を立ち上げた。

今回は美肌づくりのためのスキンケアや普段使っている商品の中身について考える機会を持ってもらおうと、リップクリームやハンドクリームを手作りした。ワークショップでは班に分かれて、ホホバオイルとミツロウを計量する。ミツロウはハンドクリームでは1.5g、リップクリームでは4gを計り、ビーカーに入れたホホバオイルに加える。「ホホバ」とはカルフォルニアやメキシコなどの砂漠に生える多年草の低木で実や種子からオイルが採れる。古くはアメリカ西部に住むネイティブアメリカンによって肌の保護や傷の治療などに用いられていたという。「ミツロウ」はミツバチの巣から蜜蜂をとった後に残るもの。今回使う材料はこの2つととてもシンプルで、香りづけにユーカリかミントのオイルを数滴垂らす。
ホホバオイルとミツロウを入れたビーカーを湯煎で温め、ミツロウを溶かす。参加者は「熱いからお母さんが持っていくよ」と、熱くなったビーカーを注意深く取り扱いながらハンドクリームやリップクリームの容器にそれぞれゆっくり注ぐ。少し待つとロウが固まり完成。ビーカーに残ったロウを試しにつけてみた参加者から「いい香り!」「とてもしっとりする」と声があがった。
最近このセミナーを楽しみにしているという山本正子さん(樫野台)は、「手のあかぎれがとても痛く手入れが大変だった。ハンドクリームを手作りできてうれしい。皿洗いを手伝う夫も手が荒れてきたので一緒に使いたい」と微笑んだ。参加者はオラン・ク・オランで販売している手作り石鹸5種類(ハニー、オレンジ、ライスブラン、ミント、ジャワティー)から好きなもの一つをプレゼントされ、出来上がったハンドクリームやリップクリームと一緒にラッピング。それぞれ持ち帰り、今日作った作品が素敵なプレゼントとなった。

セリオ事業部の若林日登美さんは「親子で参加できるセミナーをこれからも企画しているのでぜひ参加してほしい」と話した。
※詳しくはセリオのホームページを参照のこと。
https://www.serio-kobe.com

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