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須磨区

「アシックススポーツチャレンジ」神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(須磨区緑台)

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1月10日(月・祝)神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(須磨区緑台)で「アシックススポーツチャレンジ」が開催され、約150人が参加した。 (主催/公益財団法人神戸市公園緑化協会、アシックススポーツファシリティーズ)

朝原宜治さん

左、朝原宜治さん、右、江里口匡史さん

神戸総合運動公園では市民の健康増進を目的としたスポーツイベントをアシックススポーツファシリティーズと連携して今年度から実施。この日は北京五輪陸上400メートルリレーの銀メダリスト朝原宜治さんを講師に迎え、中学生以上対象の「陸上教室」が開かれ、中学生から40代まで11人が参加した。

ロンドン五輪代表の江里口匡史さんがアシスタントとして加わり、まずはウォーミングアップがてら全員でトラックをジョギング。その後の準備運動ではもも上げや片足バランスなどストレッチをしながらゆっくりと体をほぐした。「股関節周りは走る上でのエンジン。走る時に使う筋肉に刺激を与えよう」と股関節を中心に背中などさまざまなトレーニング方法を伝授。四つん這いになり手足を左右交互に動かしながら進んだり、早歩きから走りへと繋げていく一連の動作、片手を上げた3点スタートなど練習法の数々を手本を見せながら指導にあたった。姿勢や手の位置、体重のバランスなど一人ずつ細かいアドバイスがあり、参加者には陸上部所属の中・高生が多く、その軽やかでキレのある動きを見ながら習得しようと真剣な眼差しで取り組んでいた。

陸上部で短距離選手の柳田愛奈さん(須磨学園中3年)は「説明が分かりやすかった。知らなかったドリルメニューや意識する部位など教わったので練習に取り入れたい」と笑顔で話した。最後には参加者からの質問に朝原さんが答える時間が設けられており、北京五輪秘話をはじめ「メンタルを強くするには?」「日々のトレーニング方法は?」「体のメンテナンスを教えて」など多くの質問に丁寧に答えていた。朝原さんは「今できることや熱中していることを一生懸命やると将来の自分に繋がると思う。楽しくワクワクしながら毎日を過ごしてほしい」と参加者たちにエールを送った。

スポーツチャレンジ

この日はほかにも幼児や小学生を対象にバランス歩きやボール投げなど3種目の運動能力を測定する「キッズスポーツチャレンジ」や小学生を対象に時代に合わせて新しく開発された「スポーツ鬼ごっこ」が開かれ、子どもたちは寒さに負けず元気いっぱい体を動かした。

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