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第31回 親子で楽しむ新春ファミリーコンサート 県立北須磨高等学校(須磨区友が丘):会場/流通科学大学RYUKA HALL(西区学園西町)

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県立北須磨高等学校(須磨区友が丘)吹奏学部による第31回親子で楽しむ新春ファミリーコンサートが1月10日(月・祝)に流通科学大学RYUKA HALL(西区学園西町)にて開催され、この日を楽しみにしていた多くの親子連れが会場を訪れた。

同イベントは兵庫県が進める「高校生ふるさと貢献事業」の一環として、高校生と地域の人々との交流の場として開催。おもに幼児、児童とその保護者に楽しんでもらおうと生徒が主体となって行う手作りの演奏会。コンサートには行きづらい幼児やその保護者も吹奏楽の演奏を間近で聴くことができる、と人気のイベントとなっており、毎年吹奏楽部部員と顧問を中心に、吹奏楽部OB・OGや父母の会などの協力により開催されている。
会場が暗くなりタキシード姿の生徒たちが現れると、ブラボーブラス(ブロードウェイミュージカルなどに代表されるショーミュージック)の明るい音楽にのせて、キレのあるダンスでコンサートが開演した。


第1部は、音楽劇シンデレラ。吹奏楽部による舞台下での生演奏にのせて、部員たちがシンデレラ、まま母、義理の姉に扮しコミカルに演技する。劇中「鬼滅の刃」の曲やマツケンサンバの演奏が入りギャグを交えた演技に子どもたちから笑いがおこった。


第2部は金管楽器、木管楽器、打楽器の各パート紹介。木琴やカスタネット、タンバリン、ドラムなどのリズムを刻む打楽器をはじめ、クラリネットなど優しく包み込むような音色が特徴の木管楽器、サックスやトランペット、チューバなど幅広い音域を持つ金管楽器の紹介があった。日頃聞くことのない珍しい楽器の音色に大人も子どもも聴き入った。
垂水区から小学2年生の娘と一緒に来場した母親は「娘が幼稚園の時から来ていて、今回で4回目。娘が毎年行きたいというので友達と一緒に来ている」と話した。
第3部は「おどるポンポコリン」で賑やかにスタート。部員たちは曲に合わせて体を揺らしながら演奏した。「ドラえもん」の映画音楽から3曲、鬼滅の刃メドレーと続くと、子どもたちから歓声が上がった。「剣の舞(バレエ『ガイーヌ』)」では部員全員が運動会のように赤白帽をかぶり、指揮者は指揮棒をおもちゃの剣に持ち替えるなどのパフォーマンスで楽しませた。アンパンマンメドレーの終了後、アンパンマンのキャラクターがエンディングで登場し、子どもたちも手を振って見送った。
北須磨高校吹奏楽部は4月に神戸市吹奏楽祭、6月には文化祭にて演奏を披露予定。

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