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垂水区

垂水区冬休み小学生手話交流会

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12月27日(月)、垂水区文化センター(垂水区日向)3階美術室で「垂水区冬休み小学生手話交流会」が開催され、垂水校区の小学1年生から4年生の6人とその保護者が参加。冬休みのひと時、手話でのあいさつやゲームなどで、聞こえない人たちとのふれあいを楽しんだ。(主催/垂水区聴力言語障害者福祉協会)

主催の「垂水区聴力言語障害者福祉協会」は垂水区の小学校で4年生を中心とした手話の授業や、月3回、月曜日の昼と火曜日の夜に手話のサークル活動を行っている。「夏休み手話交流会」を開いた際に、子どもたちから「楽しい!」という声があがり、復習も兼ねて冬休みも開催することになったという。継続して行っていたが、新型コロナの影響で2年ぶりの開催となった。

まずはじめに、同協会事務局長の田中佳代さんが「今日はみんなと楽しく交流したいと思います」と手話であいさつ。スタッフ9人の紹介後、子どもたちは一人ずつ前に出て、自分の名前を手話で自己紹介し、終わるたびに両手の手のひらをひらひらと振って「拍手」をあらわす手話を全員で行った。その後「おはよう」や「こんにちは」「こんばんは」「おやすみなさい」のあいさつや、「お父さん」や「お母さん」「おじいちゃん」など家族をあらわす手話を学んだ。
会の途中、換気を兼ねた休憩後にスタッフは会場の電灯を「パチパチ」点けたり消したりし「聞こえない人への『始まります』の合図です」と説明した。ゲームでは子どもだけでなく保護者も参加。一人ずつカードに書かれたハサミや靴下、スイカなどを身振り手振りで表現し、何を表しているか当てるジェスチャーゲームや、親子とスタッフが5人のグループになって行う伝言ゲームを楽しんだ。会場は和やかな雰囲気に包まれ、終了後は右手を左手の甲に軽く当て上に跳ね上げる「ありがとう」や、両手を胸の前で広げ交互に上下に動かす「うれしい」の手話で別れを惜しんだ。

しあわせの村で初めて手話教室に参加し「楽しみにしてきました」と話す小川紗来さん(舞多聞小4年)は「手話はお話できない人と話をすることができるので続けていきたい」と笑顔。手話は初めてだという常深陽太さん(高丸小3年)は「楽しくて興味が湧いた。もっと勉強したい」と目を輝かせた。
田中佳代さんは笑顔で「2年ぶりの開催で、子どもたちと交流ができ、お母さんも参加していただいてうれしかったです。これからもお母さんと一緒に勉強や交流会ができたらいいですね」と手話で話した。

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