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西区

おとな(高齢者)とこどものボッチャ交流会 学園西町地域福祉センター

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「おとな(高齢者)とこどものボッチャ交流会」が11月28日(日)に学園西町地域福祉センターにて開催され、地域の高齢者と子どもたちが交流した。 主催/学園西町ふれあいのまちづくり協議会

橋本啓一さん

世代を越えた地域交流として、子どもたちは赤い羽根共同募金や地域の掃除などのボランティアを行う民児協(民生委員児童委員協議会)ジュニアチームから8人(小寺小5・6年)、おとなは長寿会から8人の計16人がこの企画に参加した。ジュニアチームはコロナ禍で活動が減り、楽しめるイベントは久しぶりだという。

同企画を担当した橋本啓一さん(学園西町)が「両選手入場でございます」とコミカルな進行で場の雰囲気を和ませると、各チームが互いに「よろしくお願いします!」と大きな声であいさいつしゲーム開始。中心となる白いボールを先行チームが投げ、赤チームと青チームが白いボールにより近くなるように交互にボールを投げる。カーリングと同じ要領だが、中心となる白いボールも移動するところがボッチャの面白いところ。ルールは比較的簡単で高齢者や子どもも楽しめ、神戸市が2年ほど前よりボッチャの用具一式を各地域福祉センターに配布している。

今回は長寿会チームとジュニアチームの混合チーム対決と各チーム対決の計2試合(1試合、8ゲーム)。初めてボッチャを経験する人もいるため特別ルールで開催された。ボール拾いは、ジュニアチームが担当し、1ゲームが終わるたびに、長寿会チームへボールを手渡す。

初めはお互い緊張していた各チームも、慣れてくると長寿会チームから「ぜんぜん違うところいったわ」「白ボールに当てて」「赤ボールに当ててずらして」と声があがる。ジュニアチームも徐々にコツを掴みナイスボールを投げ「好きなキャラクターのぬいぐるみを買ってあげるから頑張って!」と可愛い掛け声がかかる。白いボールにぴったりとボールが投げられる度に歓声や拍手が起こる。どちらが近いか微妙な時は判定員がメジャーで図る。ジュニアチームも追い上げて健闘したが、結果は9対6で長寿会チームの勝ち。ナイスボールを連投した坂東ミエさん(91歳)は同センターの「たまり場カフェ」を立ち上げたスタッフのひとり。「両足を手術しあまり思うように動かないけど、活動を続け、毎日楽しく過ごしている」と笑う。

試合が終了すると、白い袋を背負ったサンタが曲に合わせて踊りながら登場し頑張った選手たちへお菓子が配られた。試合後ジュニアチームメンバーは「初めてで難しかったけど、楽しかった」と笑顔をみせた。神戸市まちづくり課の担当者は「ボッチャを楽しんでいる姿が見れてうれしい。今後もモデルとなる交流会で、もっと活用してほしい」と話した。

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