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「居留地文化祭KOBE2021秋」第2弾 (中央区/旧居留地)

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「居留地文化祭KOBE2021秋」第2弾が、11月7日(日)に三井住友銀行神戸営業部前、日本銀行神戸支店前、神戸朝日ビル1階ピロティ(美術作品展示)の3カ所で開催され、秋晴れの空の下、高校生が日頃の文化活動を発表した。 (主催/旧居留地連絡協議会)

このイベントは新型コロナウイルスの影響で、文化祭やコンクールなど高校生が日頃の鍛錬の成果を発表できる場が減っているため、その場を提供しようと開催。毎年秋に行っている音楽イベント「旧居留地プロムナードコンサート」を拡大したもので「神戸まつり」の関連行事のひとつとして屋外パフォーマンスを中心に行われた。昨年に続き今回で5回目、今年は7月に第1弾、11月の第2弾は市内の高校21校33のクラブが参加した。例年の「神戸まつり」は来年5月に再延期となっている。  この文化祭を支える「居留地生徒会」の辻清華さんは「天気にも恵まれてよかった。日頃の練習を出し切ってほしい」と話した。今回初めての会場となる日本銀行神戸支店前では、神戸商業高校・放送委員会が表現力豊かに絵本を読み聞かせ、兵庫高等学校はギターアンサンブル部などが迫力のある演奏を披露した。

神戸高等学校 吹奏楽部

神戸高等学校 弦楽部

三井住友銀行神戸営業部前では、神戸高等学校の吹奏楽部が部員60人以上の迫力ある演奏でトップバッターを飾った。キレのあるトランペットの音が響き渡たる「ディズニーランド・セレブレーション」(2005年にアメリカのディズニーランド開園50周年を記念した曲)、長く愛される吹奏楽ポップスの名曲「オーメンズ・オブ・ラブ」を含め全3曲、独奏を入れながらテンポの良い演奏で来場者を魅了した。娘がサックス奏者として出場した灘区の親子連れは「コロナ禍で演奏をする機会が減っている。いい天気で気持ちよく演奏を聴けてうれしい」と話した。同校弦楽部は「パイレーツ・オブ・カリビアン」など2曲を演奏。バイオリンやチェロなど弦楽器の音色がオフィス街に流れ、街は荘厳な雰囲気に包まれた。

長田高等学校 音楽部

右、砂原辰紀さん

長田高等学校音楽部の合唱では、ラテン語の歌「Canticum Novum」、1年生は「いのちの歌」、2年生は「生命の音」。長田高校の愛唱歌となっている「サリマライズ」、DISH//の「猫」の全5曲を披露。その歌声が響き渡ると旧居留地の買い物客も足を止めて聞き入った。同部部長の砂原辰紀さん(2年)は「ホールと違って他のパートの声が聞きにくく、音を合わせるのが難しい。生徒が主体となって活動し、ボランティアで地域貢献できるのがこの部の魅力」と話した。午後からは、ダンス部、応援部の華やかな演出が続いた。

神戸野田高等学校 写真部

葺合高等学校 美術部

伊川谷北高等学校 書道部

神戸朝日ビル1階ピロティでは、葺合高等学校美術部、神戸野田高等学校写真部・美術部、伊川谷北高等学校書道部の作品が展示され、旧居留地は高校生による芸術で彩られた。

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