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フォークソングを歌おう(学園西町地域福祉センター)

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「第4回フォークソングを歌おう」が10月27日(水)学園西町地域福祉センターで、1年7カ月ぶりに開催された。
ギターとキーボードの生伴奏でみんなで歌い、懐かしい時代にタイムスリップをしようというイベント。今年の4月にも開催を予定していたが、開催日の2日前に緊急事態宣言が発令され中止となり、今回は念願の開催となった。

「コロナ禍ということもあり、ずっと歌うのではなくイントロクイズを入れるなどの趣向を凝らした」と話すのはイベントの企画、司会を担当する橋本啓一さん(西区学園西町)。人前で話すのは苦手だというが、笑いを交えながら司会・進行をこなした。ギター演奏の石坂嘉延さん(垂水区)は震災をきっかけに学園都市に住むことになったという。コロナに負けない気持ちを「しあわせ運べるように」の替え歌に込めて披露し、会場を沸かせた。キーボードを演奏する宮本洋子さん(須磨区)は、以前ピアノの講師をしていた経験を持ち、現在は結婚式場で演奏も行う。最初に「風」(はしだのりひことシューベルツ)の演奏が始まると、参加者もマスク越しに歌い始める。
「次はイントロクイズに挑戦してみましょう!」と橋本さん。ギターのコードを3つ弾くと、参加者から「あっ」と思わず声があがる。赤い鳥「翼をください」、小椋佳「さらば青春」、はしだのりひことクライマックス「花嫁」のイントロに耳をすませた。曲の終わりの部分でヒントを出すアウトロクイズでは、荒井由実「卒業写真」の最後の部分が流れ、参加者が悩み始めるとさらにヒントが出る。司会の橋本さんから「ビリー・バンバンの男性2人のバンドは①兄弟②いとこ③赤の他人、さてどれでしょうか」という問題や、参加者に配られた冊子の「てんとう虫のサンバ」の歌詞に3カ所の間違いを探すなど工夫を凝らしたクイズを楽しんだ。よしだたくろう「旅の宿」の間奏にギターの石坂さんがハーモニカを披露し、大きな拍手に包まれた。

参加した尾崎美千代さん(学園西町)は「前回参加し、とても楽しかった。今回も楽しみで早く来てしまった」と話した。近隣から参加した70代男性は「フォーク世代なので、青春の歌を歌うことができるのは素晴らしいと思う」と懐かしい曲を歌うことに満足した様子。80代女性は「今回で3回目の参加になる。コロナ禍でカラオケに行くこともできないので、このような機会を作ってもらえ有り難い」と喜んでいた。ジローズ「戦争を知らない子供たち」、加藤和彦・北山修「あの素晴らしい愛をもう一度」など全18曲の懐かしいフォークソングの生伴奏に合わせて歌声が響いた。
次回は来年3月下旬に趣向を変えた「昭和歌謡を歌おう」を開催予定。

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