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西区

流通科学大学 キャンパスウェディング

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8月22日(日)、流通科学大学(西区学園西町)の学生食堂「RYUKA DINING」で学生たちによる「キャンパスウェディング」が開催された。人間社会学部観光学科ホテル・ブライダルコースで学ぶ学生を中心に約30人が一般公募のカップルの結婚式をプロデュース。新郎新婦たちの門出を祝福した。

このキャンパスウェディングは、スペシャリスト育成を目的とした同大学の独自プログラム「キャリアアップセミナー」の「ブライダル」の一環として行われたもの。各業界の第一線で活躍する〝その世界のプロ〟から直接業界のリアルな現状や基礎知識を学ぶことができる、短期集中型人材育成プログラムである。「ブライダル」のほかに「マーケティング」「リテール」「ホテル」などがあり、さまざまな業界の専門知識を深めることができる。
今年で3回目となるプログラムは石橋仁美特任教授のもと、4月にスタートし、全5回の講義が行われた。まずキャンパスウェディングの目的と狙いを共有し、ポスターやチラシを作成、新郎新婦と打ち合わせを重ねリハーサルを繰り返し、本番に向け準備をした。

結婚式当日、新郎新婦のイメージに装飾した会場内にはピアノの生演奏が流れ、華やかな雰囲気。学生スタッフは全員揃いの白シャツ、黒パンツ姿で、それぞれの持ち場についた。司会進行を務めたのは山内愛未さん(3年)。参列者が結婚の証人になる人前結婚式で、新郎の小林汐翔さん(22歳)と新婦の悠梨子さん(22歳)は家族や友人などの前で愛の誓いを立て、サインをし、新郎の友人が立会人となった。長いリボンに通した結婚指輪を参列者が後ろから前へとリレーして新郎新婦のもとに運び、二人は指輪の交換を行って誓いのキスを交わした。キャンパスウェディングを勧めたという新婦友人の坂本美凪さんの手紙の紹介もあった。式の最後にそれぞれの母親と新郎新婦の4人でキャンドルに火を灯した。新郎新婦は参列者や学生スタッフに見守られながら笑顔でバージンロードを歩いて建物の外へ移動。中庭でスタッフも含めた全員で風船を持ち、二人の幸せを願って空に放した。

初めて結婚式に参列したという新婦友人の釜江彩矢さんは「2カ月かけて新婦自ら手作りしたウェディングドレスがとてもステキでした。二人らしい結婚式で泣きそうでした」と感動した様子。新婦伯父の上野敦さんは「私にとって悠梨子は特別にかわいい子、小さい頃からバージンロードを一緒に歩くことが夢で叶ってうれしい。学生さんたちの感性が素晴らしかった」と満面の笑みをみせた。新郎の小林汐翔さんは「生涯に渡って印象に残る結婚式でした。コロナ禍の中で、無事に開催できてよかった」と感謝を伝えた。
学生リーダーの永易紗知さん(3年)は「とにかく楽しくて、講義以外にも何度もみんなで集まり、本番に向けて準備してきました。新郎新婦の笑顔溢れる結婚式を全員で作り上げることができて本当によかった。自分自身も成長しました!」と目を輝かせながら話した。

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