夏休み空気のおもしろ実験ショー&おはなし会 須磨区文化センター(須磨区中島町)
8月8日(日)須磨区文化センター(須磨区中島町)で、夏休み空気のおもしろ実験ショー&おはなし会が開催され、猛暑の中、4階大ホールには、100人を超える親子が集まった。 (主催/須磨区文化センター、共催/神戸市立須磨図書館・株式会社学研エデュケーショナル)
はじめに須磨図書館員の難波奈央子さん、久枝彩乃さんによる絵本の読み聞かせがあった。話は「なつのいちにち」「おまたせクッキー」「すいかのたね」。出版社の許可を得て職員が編集した絵本の画像が舞台の大画面にプロジェクターで映し出され、大きなホールでも後ろまでよく見えるように工夫されていた。館長の馬田寛子さんは「図書館は9月1日に40周年を迎えます。帰りに立ち寄ってくださいね」と呼びかけた。母親と弟の創樹くん(5歳)と参加した優一朗さん(東須磨小4年)は「おまたせクッキーが好き!」と話した。
続いて(株)学研エデュケーショナルによる「空気のおもしろ実験ショー」がクイズ形式で進められ、目には見えない空気を感じる試みとしてユニークな実験を披露した。出題は「空気って重さはある?」「ジャンボ風船が紐に沿ってまっすぐ飛ぶかな?」「3・3mのロングバルーンを、簡単に膨らませるには?」などの珍問。ジャンボ風船に空気を入れ実際に参加者に持ちあげてもらうと重さはおよそ牛乳パック1本分。スタッフの矢本ハカセと福尾三枝さんが紐を持ち舞台の両端にスタンバイ、見事ジャンボ風船はまっすぐ飛んだ。長いロングバルーンは口をつけて膨らませようとすると息がうまく入らず、口を離して吹きかけると周りの空気も一緒に入るので楽に膨らんだ。道具も使わずに膨む様子に子どもたちもびっくり。その5倍の長さのロングバルーンも簡単に膨らんだ。
最後は「特大空気砲から出てくる空気はどんな形をしている?」というクイズ。箱に煙を閉じ込め丸い穴から空気を押し出す。空気の形は丸?四角?ドーナツ型?の問いには「ドーナツ!」と予想する声が多かった。会場内の空気の流れの影響か一度では成功しなかったが、3度目、空気の流れが落ち着くのを待って打ち出すと、きれいなドーナツ型の煙が現れ、会場に歓声があがった。
近くに住む祖父と参加したという、烏野せりさん、るりさん(名谷小3年)りおとくん(5歳)は、「長い風船や空気砲の実験がおもしろかった」「最後のドーナツの煙が大きくてびっくりした」と口々に感想を話した。福尾さんは「この夏休みは、身の回りのことに目を向けて『どうしてかな?』ってたくさん考えてみてね」と話した。