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西区

コープこうべ100周年記念 マイクロキャンバス展

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コープこうべは、100周年を記念して第5地区本部(西区・垂水区エリア)でマイクロキャンバス展を企画。 「小さなアートで『つながる、こうべ』を実現しよう!」と題し、6月末まで作品を募集している。7月9日 (金)~11日(日)に作品の展示即売会を開催予定。

マイクロキャンバスとは、縦3×横2・5㎝の手のひらに収まる極小サイズながら、間伐材を利用した木枠に下塗りした帆布を張った本格的なキャンバスで、神戸市の福祉作業所の手作り。裏側に金具があるピンバッジタイプで、洋服やバッグにアクセサリーとして身に着けることができる。「アートをもっと身近に!」と、神戸マイクロキャンバスプロジェクトを発案したのは神戸市企画調整局「つなぐラボ」の職員の志方功一さん。2019年からアートによるまちづくりに取り組み、作家から「個展で原画を買ってもらうのは難しいが、小型のレプリカやポストカードはよく売れる」という話を聞きアイデアが浮かんだという。

マイクロキャンバスはコープ店内で販売中(税込330円、限定2千個)。絵を描いたり、飾ったり、オリジナルの作品を制作し、展示即売会に申し込む。作品は上限1千円で販売価格を自分で決め、作品が売れると購入された半額はコープの組合員証ポイントに。もう半額はハート基金(コープこうべ災害緊急支援基金)に寄付される。この基金は熊本地震や現在コロナ禍で社会的に困窮している人への支援も行っている。地区マネジャーの井野健太郎さんは「コープこうべ100周年にあたって、このコロナ禍で感染リスクが低く、みんなを元気にしたいとこのイベントを企画した。アートで心の交流、社会とつながってもらいたい」と話す。花の刺繍やキラキラ光るビーズを付けた立体的な作品、レジン(樹脂)を使って美しい波をイメージしたものなどユニークで作った人の思い入れがわかる作品が集まっている。

コープ売り場スタッフは、中学2年生の息子と夫へマイクロキャンバスを2つ購入。妖怪が大好きな息子は妖怪の絵を描き、その絵の作品タイトルを決めるのに家族で盛り上がったという。井野さんは 「マイクロキャンバスを購入し、作品を自分で楽しむだけでも福祉作業所の事業支援・就労支援につながる。展示販売会に参加し、マイクロキャンバスを通して、思いを伝えてほしい」と締めくくった。

※詳細は「コープこうべ 100周年」で検索。→http://next100.kobe.coop
展示販売会会場/
コープデイズ神戸西、コープ西神、コープ西神南、コープ桜が丘、コープ垂水、コープ福田、コープ新多聞、コープ神陵台の8店舗
(コープ高丸、コープ桃山台、コープミニ塩屋、コープミニ東舞子でもマイクロキャンバス販売中)

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