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須磨区

啓明学院高校ダンス部「高校ダンス部コンテスト~ダンスで駅をジャック!〜」3位

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啓明学院高等学校(須磨区横尾)ダンス部が「高校ダンス部コンテスト~ダンスで駅をジャック!〜」(主催/神戸市交通局)で3位に輝いた。
同コンテストはコロナ禍で活躍の機会が少なくなった高校生に対して発表の場を提供するとともに沿線地域の元気や魅力を発信するため、県内の高校ダンス部を対象に実施。審査は動画の提出によりインターネット上で行った。昨年11月26日から12月25日までを映像提出期間とし、12月28日に交通局公式インスタグラムの投稿にて結果を発表。 出場メンバーの掛け持ちは不可だが一つの高校から複数チームの出場が可能のため、同校は学年ごとに3チームがエントリーした。8校・11件の応募の中から見事、2年生チーム(コンテスト当時)が3位となった。入賞した上位3校は市営地下鉄新神戸駅の大型ビジョンにて今年4月1日から5月15日まで作品動画(フルサイズ)を放映。また、応募作品すべてのダイジェスト版が新神戸駅や三宮駅、西神中央駅など地下鉄主要6駅の構内デジタルサイネージ(電子看板)にて4月に放映された。

部長の辻彩夏さん(3年)は「昨年9月頃に1つ上の先輩からコンテスト開催を聞いて、その場で参加を決めた」と振り返る。同校では例年2年生はヒップホップ系の格好良さを極めるテーマで作品を作ることが決まっており、全員が持ち寄った案から決定した。作品名は「Prison Break(脱獄)」。脱獄するが追われ、最後は捕まってしまうというストーリー性を持たせてダンスで表現。部活の時間が制限される中、放課後は練習時間に充て、衣装・音源・振りつけは得意分野を活かした役割分担があり、それぞれの担当部員が中心になりオンラインを活用して決めたという。コンテストには昨年11月に同校文化祭(明星祭)で披露した動画を提出。コロナの影響で昨年は校内ではなく神戸文化ホールでの開催となったため照明が使用でき、色の指定など細かく設定できた。副部長の桑田里緒さん(3年)は「照明や脱獄囚をイメージしたオレンジ色のつなぎの衣装が評価されました」と話す。「発表の場が減り出場できるだけで満足だったのに3位はうれしすぎる!」と興奮気味に話すのは副部長の新井晴さん(3年)。

創部31年目のダンス部のモットーは「賢く、可愛く、謙虚に」。現在の部員は44人(3年13人、2年13人、1年18人)。顧問の小堀浩子先生は学校生活をきちんと送った上で部活動に励むことを重要視する。「毎年3年生がしっかりと部を取り仕切るので頼もしいです」と部員への信頼感を口にする。各自で練習内容や悩みなど毎日記す「ダンスノート」には3年生がアドバイスなどを書き綴る。大会やイベント前には全員がノートを読み返すという。OGが顔を出すことも多く、すべてにおいて先輩から後輩へと受け継がれ良き伝統となっている。辻さんは「幅広いジャンルのダンスが踊れるのも、この部の魅力の一つ。全員が上達していくのが目に見えるのも楽しい。これからも全員でダンスを極めていきたい」と熱く語った。

※各種動画はYouTube「神戸市交通局沿線 NAVI公式チャンネル」で公開中。


左から 桑田里緒さん、辻彩夏さん、新井晴さん

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