「青空保育」あゆみ幼児園(西区糀台)
4月16日(金)西区糀台公園の芝生広場で、あゆみ幼児園(西区糀台)による「青空保育」が開催され、糀台や美賀多台から15組の親子が集まった。
同企画は子育て支援の一環として月に2回実施。近隣の公園で遊んだ後、歌や手遊び、読み聞かせを楽しむ。乳幼児の親子なら自由に参加できる。
同園の小林久香先生と松井里緒菜先生が園からおもちゃやシートを持参。青空の下で広げると、参加者たちは思いおもいに遊び始める。木の実や葉っぱを拾って、見せに来る子どもたちも。松井先生が「どんぐりみつけたよドン!」という曲をかけると、それぞれ音楽に合わせて体を動かした。子どもたちは、先生の真似をして「シェー」とか「ドン」というポーズに大喜び。直径50㎝のフラフープを芝生の上に並べ「輪の中をジャンプして進んでみよう!」と先生が声をかけた。この日の参加はほとんどが1歳児。輪の中を進むより直接触り持って遊び始める子が多く、すぐに遊び方は変更。母親に向けてフラフープを転がす子、持ったまま歩き出す子、輪の中をくぐる子など自由に遊んだ。
一宮さん親子はこの日2歳の誕生日を迎えた絵莉ちゃんと3人で参加。「西区の情報誌なでしこを見て知りました。近所なのでまた参加したいです」と母親が笑顔で話した。最後は、松井先生手作りの飛び出す絵本「パンダ!ウサギ!コアラ!」で楽しんだ。 神戸市地域子育て応援プラザ西の所長日高典子さんは「出産や育児は普段でも孤立しやすいのに、コロナ禍でより辛い思いをしているお母さんたちが多い。何かできることは?と、こういう場を作っています。母親同士の交流にもなっています」と話した。「物をなんでも投げてしまう」という参加者からの相談には「大きい声で怒ったり怖い顔をすると、子どもは反応を面白がって余計に行動を繰り返す。だから、なるべく平静な顔で対処して、やめてほしい行動を止めたときにはほめてあげてくださいね」とアドバイスした。小林先生は「月曜日水曜日は、あゆみ幼児園で園庭開放があります。そちらもどうぞご利用ください」と参加者に呼びかけた。
西神中央駅周辺にマンションが増えたこともあり、西神中央公園でも実施してほしいとの要望が出ている。6月からは、月に1回ずつ行う予定。日程などの情報は「西区広報なでしこ通信」にて毎月告知。問い合わせは「西区子育て夢センターあゆみ(あゆみ幼児園内)」TEL078(996)1500。