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須磨区

神戸名谷ワークラボ AOZORA」(須磨区菅の台)フリーマーケット

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4月17日(土)、公民連携による職住近接オフィス「神戸名谷ワークラボ AOZORA」(須磨区菅の台)でフリーマーケットが開催され、近隣住民が集い、買物やカフェでお茶や食事を楽しんだ。 (主催/神戸名谷ワークラボ AOZORA)

従業員休憩室

ジョブシェアセンター内

2019年12月、再整備が進む名谷を地域交流と仕事の提供で活性化を図ろうと開設された「神戸名谷ワークラボ AOZORA」は、閉園した神戸市立名谷あおぞら幼稚園を改修し活用したもの。オフィススペースではパーソルテンプスタッフ(株)が運営する「ジョブシェアセンター神戸名谷」として、自治体や民間企業から外注業務を受注し、地域の人に仕事の場を提供している。コロナ禍の中、ピンチをチャンスに変えながら近隣在住の主婦層を中心にこれまで150人がパートやフルタイムで勤務するなど予想以上の反響を得ている。一方、地域活性化を目的にオープンした1階のカフェやコラボレーションスペースはまだまだ認知度が低いため、もっと多くの住民に知ってもらおうと、この度初めてフリーマーケットを開催した。

鈴木さん親子

左から藤原珈梨さん、瑛太さん、琥太郎さん兄弟

左からこぎん刺し作家の佐伯陽子さん、中西恵子さん

出店は地域住民をはじめジョブシェアセンターで働くスタッフやその紹介者たちが参加。おもちゃや古着、ハンドメイドのアクセサリーや小物、マスクなどが販売された。中には世界30カ国を旅して手に入れたという雑貨の販売や、美文字アドバイスのワークショップコーナーなどもあり、来場者は掘り出し物の買物や出店者との触れ合いを楽しんだ。

須磨区竜が台の藤原智絵さんは「社会勉強になるかなと思って子ども3人と出店しました。どれを売るか子どもたちが決め、値段設定も子どもたちがしました」と目を細める。琥太郎さん(竜が台中2年)、瑛太さん(竜が台小5年)、珈梨さん(同2年)は「売るのは楽しい」と声を揃えた。

手作りマスクを販売していた中西恵子さんは同ジョブシェアセンターに勤務している主婦。「ここは長男が卒園した思い出深い場所。徒歩圏内の便利さで、子どもの行事があるときは融通をきかせてもらえるなどとても働きやすい。ずっとここで働き続けたい」と笑顔をみせた。児童館のママ友が出店すると聞き、歩いてやってきたという鈴木朋美さん(須磨区中落合)は「こういう場所があることは全く知りませんでした。このような企画があればまた参加したいですね」と話した。敷地内の「カフェ&ダイニングあおぞら」も盛況で、訪れた人たちは食事やお茶を楽しんでいた。

美文字アドバイスコーナー 翠泉さん(左)と卒園生の赤川綾さん

友が丘作業所の焼き菓子ブース

カフェ&ダイニングあおぞら

また同コラボレーションスペースでは、近隣の「友が丘作業所」(就労継続支援B型)がコロナ禍で商品の売り先に困っていることを聞きつけ2月8日(火)、焼き菓子とさをり織製品など作業所の商品の販売会を行った。それ以来、従業員休憩室入口に焼き菓子コーナーを設け、作業所の商品をワンコインで販売している。センター長の仲宗根望さんは「今日のようなイベントを通して、ご近所の困りごとの解決やつながりを増やすきっかけになればと考えています。〝このようなことをしたい〟などアイデアがあればどんどん出してください」と呼びかけた。

※問い合わせ/「神戸名谷ワークラボAOZORA」TEL(647)8608

Eメールアドレス jsc_kobe@os.tempstaff.jp

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