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垂水区

垂水のいいね!学校編 お弁当・おむすびコンテスト結果発表

2021年4月28日号掲載

令和二年度(第23回)お弁当・おむすびコンテスト結果発表

お弁当部門 最優秀賞「みんな幸せ多幸(タコ)弁当」
兵庫県立須磨友が丘高校 原田なつみさん

若い世代がお米やごはん食に親しみ、農林水産業への理解や興味を深める機会を増やすため、平成十年度から始まった「お弁当・おむすびコンテスト」。今年度も県内に在住、通学する小・中・高校生から寄せられた5千点を越える応募作品より選出された優秀作品を紹介する。

おいしいごはんを食べよう 県民運動推進協議会、 兵庫県米穀事業協同組合、 兵庫県が共同で実施

23回目となる「お弁当・おむすびコンテスト」の募集テーマは、お弁当部門が「ひょうごがいっぱい!大切な人と楽しむごはん弁当」、おむすび部門は「人と人とをつなぐ笑顔のおむすび」。どちらも「兵庫県産の農林水産物を使用する」などいくつかの条件がある中、工夫を凝らした作品が多く寄せられた。

その中からお弁当、おむすび作品ともに最優秀賞1点、優秀賞4点、審査員特別賞1点、佳作2点がそれぞれ選出。お弁当部門で最優秀賞に輝いたのは、兵庫県立須磨友が丘高校 原田なつみさんの「みんな幸せ多幸(タコ)弁当」。その名の通り、明石ダコを使ったタコ飯を中心に、彩り豊かな野菜をちりばめた作品になっている。表彰式のあった2月には、大丸神戸店などの協力のもと、原田さんの作品をもとに考案されたお弁当が商品化。期間限定で店頭販売され、好評を博した。

また、優秀賞に選ばれた「故郷、丹波のみんなに感謝弁当」(百合学院高等学校 松川侑愛さん)は丹波の名産、黒豆の存在感が目をひく郷土愛あふれる作品になっている。

お弁当部門 優秀賞「故郷、丹波のみんなに感謝弁当」
百合学院高等学校 松川侑愛さん

おむすびコンテストの最優秀賞「つりにつれてって」(猪名川町立松尾台小学校 眞田樹季さん)は、今回の受賞作の中で唯一の小学生の作品。魚やタコをかたどったユニークなおむすびが愛らしい。

おむすび部門 最優秀賞 「つりにつれてって」
猪名川町立松尾台小学校 眞田樹季さん

ウィズコロナの時世を反映した作品も多く、おむすび部門の優秀賞には「ウイルスにも負けない!免疫力アップ!具だくさんころころおむすび」(高砂市立荒井中学校 小仲桃亜さん)、審査員特別賞には「カラフル花火コロットウイルス」(神戸市立神戸生田中学校 木村夏維さん)が選ばれている。小仲さんの作品はキノコや野菜など、免疫力を整える役割を果たす食材が手軽に摂れるよう工夫されている。

おむすび部門 優秀賞「ウイルスにも負けない!免疫力アップ! 具だくさんころころおむすび」
高砂市立荒井中学校 小仲桃亜さん

木村さんの作品は、コロナウイルスの姿を、夜空に打ち上がる花火に見立て色鮮やかなおむすびの花を咲かせたアイディアが素晴らしい。

おむすび部門 審査員特別賞「カラフル花火コロットウイルス」
神戸市立神戸生田中学校 木村夏維さん

昨年は新型コロナウイルス感染拡大予防のための休校期間が設けられるなど、子どもたちにとっても経験したことのない日々が続いた。そのようなコロナ禍にも負けない、子どもたちの持つ豊かな発想と想像力を今回のコンテストを通して改めて知ることができた。

本コンテストを実施しているおいしいごはんを食べよう県民運動推進協議会、兵庫県米穀事業協同組合と兵庫県は、親子で楽しく和食を学んで作るオンライン料理教室や、お米・ごはん推進フォーラムなども開催。詳しくは県のホームページへ。

《兵庫県食育推進HP》
食に関する知識・食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践するための「食育」に関する情報を掲載。

https://web.pref.hyogo.lg.jp/aff/cate3_407.html

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