編集記事

須磨区

県立須磨友が丘高校 ウエイトリフティング部

記事 県立須磨友が丘高校 ウエイトリフティング部のアイキャッチ画像

1月23日(土)、24日(日)に明石市で開催された「第25回近畿高校ウエイトリフティング競技選抜大会」に県立須磨友が丘高等学校(須磨区友が丘)ウエイトリフティング部の部員7人全員が出場。女子3階級で優勝し、3月25日(木)から開催される全国高校選抜大会に4人が出場を決めた。

ウエイトリフティング競技はバーベルを一気に頭上まで持ち上げて立ち上がる「スナッチ」と、一度肩まで引き上げてから頭上まで上げる「クリーン&ジャーク」の2種目を各3回ずつ行い、それぞれの最高重量の合計で順位を競う。
女子59㎏級で優勝した後藤優妃乃さん(2年)はジャークで大会タイ記録、スナッチとトータルで大会新記録をマーク。「バーベルが軽く感じられたので自信はあった。やり切った!」と自己ベストを更新。小学4年から器械体操に精を出していたが入学後の部活体験で魅了され、入部を決めた。「コツコツ頑張ったら結果が後から付いてくる」と日々の努力を惜しまない。同校卒業生で五輪出場経験もある八木かなえさんを目標に練習に励む。
女子64㎏級でトータルと2種目すべてで大会新記録をたたき出し優勝した坂本琴音さん(1年)だが「目標にしていた(トータル)160㎏にあと1㎏届かなかった」と悔しさをにじませた。これまで柔道・水泳・バスケットボールを経験してきたが「今までで一番しっくりきた。自分に合っている」と高校から競技を始めた。「頑張れば記録が伸びるのでやりがいがある」と夢中になり上級生との対戦も臆することなく全力で戦う。
女子71㎏級で優勝した西尾明莉さん(1年)は「調子がよく気合が入っていた」と奮闘。母親と兄が水泳国体選手で自身も水泳のほか、中学ではソフトボール部で投手を務めたが、先輩からの勧誘で入部。「気持ちで負けないように記録を更新したい」と目を輝かせる。顧問の納富俊行先生は「負荷をかけすぎるとケガをするので見極めないといけない」と選手一人ずつの状態を常に把握。大会前は特に追い込んでしまうので、故障なく本番で力が発揮できるように指導にあたる。また高校から競技を始める選手が多く、記録が伸び成長する姿を見られるのがうれしいと語った。

部員同士の仲が良く、全員が練習時から声掛けを欠かさずアドバイスをし合う。ウエイトリフティングは個人競技だが「団結力があり、団体競技のよう」と全員が口を揃える。後藤さんは「みんなが応援してくれるので心強い」とチームの声援が後押ししてくれるという。部のモットーは「継続は力なり」。調子が悪い時でも積み重ねることが大事だと話す納富先生。選手たちは日々の練習の成果を発揮して、大舞台での活躍を誓った。

カテゴリー