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須磨区

須磨区あんしんすこやかルーム写真展 須磨区役所(須磨区大黒町)

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「須磨区あんしんすこやかルーム写真展」が、須磨区役所(須磨区大黒町)2月15日(月)~2月19日(金)と、須磨パティオ時計台広場(須磨区中落合)2月22日(月)~2月28日(日)の2カ所で開催された。(写真は須磨区役所での展示)

須磨パティオでの展示

神戸市はこの3月末、高齢者の自立支援拠点「あんしんすこやかルーム」事業を終了、それに伴い市内33カ所の「ルーム」が閉鎖となる。同事業は震災復興住宅で孤独死が問題化されたことを受け2006年から開設。高齢化率の高い公営住宅の空き住戸などを活用して地域包括支援センター(あんしんすこやかセンター)の出先機関として設置し、地域の見守り支援やコミュニティ作りなどを行なっていた。

活動記録の小冊子

今回の写真展示会は各ルームの今までの活動記録を集めた企画。昨年10月須磨区のルームが集まる交流会で開催予定だったがコロナ禍で中止になり今年になってようやく開催する運びとなった。「ルームひだまり」見守り推進員の福井和子さんは「地域の人々に今までの活動を振り返ってもらおうと準備していました。交流会は中止となり残念でしたが、閉鎖前に展示会が出来てうれしい」と話した。写真の展示と同時に、須磨区社会福祉協議会の協力のもと、開設当初からの活動記録をまとめた冊子も掲示。通りかかった多くの人たちは足を止めて展示を鑑賞した。

買い物に来て立ち寄ったという藤澤きよ子さん(西区77歳)は「楽しい活動の様子が伝わってきますね。こういう場(ルーム)がなくなるのは残念ですね」と話した。ルームを利用していたという須磨区80代女性は、「いつも、喫茶や体操でお世話になっていました。独り暮らしなので、見守り推進員さんがよく声をかけてくれました」と話し「またこの写真のようにいろいろなことに参加したい」と閉鎖を惜しんだ。

福井さんは「写真を選ぶのが正直大変でした。地域の皆さんたちといろいろな活動をお手伝いさせて頂きました」と振り返った。須磨区各ルームの見守り推進員は、「少し手を伸ばせば届く距離で地域の皆さんに寄り添って見守り活動をしてきました。まだまだやり残したこともありますが、見守り推進員の活動記録を残すことが出来ました」と感謝を示し「この活動記録集が、全国のどこかの同じような活動団体へエールとなり参考になれば」と話した。

〈各ルーム推進員〉

ルーム若草/木元正子さん

ルームひだまり/福井和子さん

ルームコスモス/片山智尋さん

ルームおひさま/小山利香さん

ルームいろは/山根佳子さん

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