垂水のいいね!人物編 カレーとうつわ ころは 店主 南方 浩二さん
2021年2月24日号掲載
五感で楽しむスパイスカレー
カレーとうつわ ころは 店主 南方 浩二さん
《見た目も食感もこだわって》
垂水駅から5分、坂道の途中にある「カレーとうつわ ころは」は、オリジナルのスパイスカレーが評判。こぢんまりとした店内は、スパイスの香りが食欲をそそる。お目当てのキーマスペシャルは、きれいな黄色のターメリックライスにドライキーマとスープキーマの2種類のカレーが盛り付けられ、トッピングの緑の野菜や卵など、盛りだくさん!「スパイスの香りや味わいはもちろん、見た目や食感にもこだわってます」という店主の南方浩二さん。「辛味だけでなく、旨味や甘味、酸味、苦味といったいろんな食材を使っているんですよ」香り高いスパイスとともに煮込まれたゴロゴロとした豆や野菜、トッピングのシャキシャキとした野菜、とろりとした温卵など、いろんな味と食感をゆっくりと楽しむことができる。そして、もうひとつ注目したいのが、うつわ。こちらで使っているカレー皿は、12月号で紹介した「うつわと道具や ころは」が扱う各地の陶芸家が作ったもの。様々な表情のうつわが料理をさらに引き立てている。
〈上〉見た目も楽しい!キーマスペシャル(900円)
〈中〉カレー皿やスプーンは、2階のうつわ屋さんで購入できる
〈下〉ころはのキーマ弁当テイクアウトもOK(850円~)
《奥深いオリジナルの味わい》
もともとカレー好きだったという南方さんがスパイスカレーに出会ったのは、10年ほど前。勤めていた大阪の会社の近くにスパスイカレー店があった。当時、専門店はまだ珍しくその味わいに感激したという。スパイスカレーは、ブレンドや調理法がそれぞれの店によって異なる創作カレーだ。「こんな美味しいカレー、自分でも作ってみたい」「スパイスカレーの店を神戸でやってみたい」と、独学でカレーの勉強を始め、オリジナルの味に挑戦。「スパイスの配合をいろいろ考えながら、化学実験みたいに試作するのが楽しい」という。2015年に「カレーとうつわ ころは」を垂水にオープン。フェヌグリークというスパイスの和名「ころは」を店名にした。その後も「スパイスカレーのマニアでなくても、一般の人も楽しめるカレーを」とカレー作りの試行錯誤は続き、現在のメニューに行き着いたそうだ。他にないオリジナルの味をぜひ楽しんでほしい。
カレーとうつわ ころは
垂水区仲田1-1-6
TEL:708-8770
営業時間:11:00〜16:30
定休日:水、木曜日(臨時休業あり)
https://koroha.mystrikingly.com
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