「令和２年度 西区絵画・デザインコンクール」の受賞作品が１月１９日（火）～２月３日（水）まで西区役所（西区玉津町）なでしこギャラリーに展示された。

同コンクールは、西区の魅力を再発見してもらおうと区内の魅力あふれる風景やお気に入りのスポットの絵画や写真を募集するもの。現在西区は新西区庁舎の建設や市営地下鉄西神中央駅周辺のリニューアルが進んでおり、新たに生まれ変わろうとしている。これを機に今年度は「あなたが描く未来の西区『こんな西区っていいな～わたしが住みたい未来の西区～』」をテーマに年齢・居住地は問わず幅広く絵画作品を募集。区内外から１４６点の応募があり、部門別に受賞者が選出された。

─ 小学生以下の部 ─
〈最優秀賞〉「田んぼのまわりの
きれいなみぞときたない明石川」岡田 琥太郎さん

小学生以下の部で最優秀賞を受賞した平野小学校の岡田琥太郎さんの作品タイトルは「田んぼのまわりのきれいなみぞときたない明石川」。生き物が大好きな岡田さんは「水がきれいになると生き物が増えると思うので、きれいな水の溝になってほしい。川は汚れている方がエサがあり魚も住めると思うので、明石川はきたないぐらいがいい」との思いを込めた。

─ 中学生の部 ─
〈最優秀賞〉
「咲き乱れる花、そびえ立つビル」
大澤 百恵さん

中学生の部の最優秀賞は神出中学校の大澤百恵さんで、作品タイトルは「咲き乱れる花、そびえ立つビル」。西区の花「なでしこ」を色鮮やかに描いた大澤さんは「ずっと咲き続けて欲しいので温かい感じで沢山描いた。ビルや建物が増える中で自然が失われることもなく、むしろ増えてほしい」という願いを込めた。

─ 高校生・一般の部 ─
〈最優秀賞〉
「希望の鳥」
坂本 仁胡さん

高校生・一般の部では高塚高校の坂本仁胡さんの作品タイトル「希望の島」が最優秀賞に選出された。「発展しようとする町に希望を与える鳥をイメージした。住んで楽しいと思える明るい町になって欲しい」と未来の西区に思いを馳せた。

各部門の最優秀賞３作品は新西区庁舎の建設現場の仮囲いに２月下旬頃展示が予定されている。西区役所まちづくり課の前田知子さんは「コロナ渦で気持ちがふさぎ込む中、西区の未来を前向きに捉え豊かに表現した力作揃いです。多くの方に観ていただきたい」と話した。

〈展示スケジュール〉

◇２月５日（金）～17日（水） 　みなと神戸ギャラリー（みなと銀行本店１階）

◇２月19日（金）～23日（火・祝） 　花時計ギャラリー（神戸市役所に通じる地下通路側面）

◇２月26日（金）～３月１日（月） 　西区民ギャラリー（西区文化センター１階）

※閲覧可能時間や休業日については、各施設に準ずる。