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垂水区

垂水のいいね!エリア編 東舞子町

2021年1月27日号掲載

〈第1回〉垂水区東舞子町

垂水区東舞子町は、明石海峡大橋本州側の橋げたがあるエリアで、県立舞子公園やさまざまなスポットがあり、風光明媚な美しい景色が特徴。

今回からは、垂水区の各町を紹介する新シリーズを開始する。第1回は明石海峡大橋の本州側の橋げたがある東舞子町。場所はJR「舞子駅」のおおよそ南東部に位置する。

町の中心部には国道2号線が通っていて、国道の南側には敷地面積7.8haという広大な「県立舞子公園」があり、国道の北側には有栖川宮熾仁親王別邸だった場所に建てられた「シーサイドホテル舞子ビラ神戸」がある。


県立舞子公園


シーサイドホテル舞子ビラ神戸

同公園内には、大橋を支える巨大なアンカレイジをはじめ、「孫文記念館」や「橋の科学館」「旧武藤山治邸」「海上プロムナード」などの施設が点在している。また、海沿いには遊歩道も設けられ、散歩やジョギングに最適である。


孫文記念館

今から35年前、この地で明石海峡大橋の建設が開始された。それ以前は国道2号線南側に今のような埋立地はなく、防波堤と多くのテトラポットがある海のみだった。さらに遡るとこのあたり一帯は、古くからの名勝「舞子の浜」として知られ、「万葉集」にも白砂青松と淡路島を望める風光明媚な景色が詠まれている。

舞子公園の敷地は、中央地区、南地区、東地区、西地区、北地区に分けられる。北地区と西地区に挟まれた一帯は閑静な住宅地になっていて、車がすれ違うのも困難な細い路地を挟んで、マンションや集合住宅、戸建て住宅などが立ち並ぶ。

西地区には鬱蒼とした小さな森が残されていて、地区内には、「旧木下家住宅」と「舞子若宮神社」がある。豊かな緑の木々に囲まれるように鎮座している同神社は、約200戸の東舞子町の氏子が大切に護ってきた厳かな雰囲気が漂う古社だ。創建は不明だが、仁徳天皇を祀り、広く「東舞子の厄神さん」として親しまれてきた。今でも参拝に訪れる人が多数いる。


舞子若宮神社

海と自然に恵まれた垂水区でも屈指のリゾート感のある東舞子町は、景色の良さが古代から現代まで人々に愛され続けている。

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