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垂水区

兵庫のいいね!美味しいもの編 長ねぎ

2021年1月27日号掲載

代表的な香味野菜 長ねぎ

ねぎを食べて免疫力アップ!

ねぎは、白い部分を食べる〈根深ねぎ(長ねぎ・白ねぎ)〉と、葉の緑色の部分を食べる〈葉ねぎ(青ねぎ)〉に大きく2つに分かれ、主に〈根深ねぎ〉は東日本で、〈葉ねぎ〉は西日本で栽培されている。兵庫県では、朝来市特産の「岩津ねぎ」、淡路島、姫路市、神戸市などの各地で葉ねぎを栽培している。

白色の部分は淡色野菜、緑色の部分は緑黄色野菜に分類され、カリウム、カルシウムはどちらも多いが、ベータカロチン、ビタミンC、ミネラルは緑色の部分の方が多く含まれている。最近の研究では、内部の粘液「ヌル」に、免疫細胞を活性化させる働きがあることが分かってきた。更に、香りの成分「アリシン」がビタミンB1の吸収を高めたり、疲労回復、血行促進、抗菌、殺菌作用などがあるため、まさにこの時期の風邪予防に効果的な食材なのだ。

長ねぎは耐寒性が強く、冬枯れすることがない

栄養価が高まる冬の長ねぎを、薬味や白髪ねぎで料理に添えたり、味噌汁、鍋料理といった定番の他にも、さまざまな調理で取り入れよう。

《長ねぎを使った美味レシピ》
◎長ねぎとベーコンのキッシュ

〈材料〉18cmタルト皿1皿分
長ねぎ…太め1本
ベーコン…30g
卵…2個
オリーブ…油大さじ1
粉チーズ…大さじ2
生クリーム…40㏄
冷凍パイ生地…2枚
にんにく…1片
バター…少々

〈作り方〉
❶タルト皿にバターを塗る。室温で柔らかくなったパイ生地2枚を重ねて成形し、フォークで数カ所さした後、冷蔵庫でやすませる。
❷オーブンを200℃の予熱にかける。長ねぎは5cmくらいの長さに切り、さらに斜め半分に切る。ベーコンは2cm程度に切る。
❸熱したオリーブ油に、刻んだにんにくを入れ②を炒める。
❹卵を割り、ほぐしながら粉チーズ、生クリーム加え混ぜ合わせる。
❺冷蔵庫でやすませていた①を取り出し、炒めた③を均等に並べ、④を流し込む。
❻200℃に温めておいたオーブンで30~35分ほど焼く。


◎長ねぎと牡蠣のグラタン

〈材料〉2人分
長ねぎ…太め1本
牡蠣…8個
バター…大さじ1
牛乳…200㏄
生クリーム…100㏄
小麦粉…大さじ2
味噌…大さじ1
ピザ用チーズ…適量
塩こしょう…少々
小麦粉…少々(牡蠣まぶし用)

〈作り方〉
❶牡蠣は塩水でふり洗いし、水気をふいて小麦粉をまぶす。長ねぎを5㎝くらいの長さに切り、さらに斜め半分に切る。
❷熱したフライパンにバターを入れて、長ねぎ、牡蠣を軽く炒め、小麦粉を加える。粉っぽさがなくなるまで弱火で炒める。
❸②に牛乳を少しずつ加えながら混ぜ合わせ、更に生クリーム、味噌も加え混ぜ合わせる。塩、こしょうで味を調える。
❹耐熱皿に③を入れ、その上にピザ用チーズをかける。オーブントースターで表面に軽く焼き目がつく程度まで焼く。

《参考文献》兵庫県/ひょうごの野菜 (hyogo.lg.jp)、「薬味の魔法」平野由希著 主婦の友社

 

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