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西区

「西神中央 文化・芸術ホール」市民ワークショップ

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12月26日(土)西区文化センター なでしこホール(西区糀台)で、令和4年夏ごろに供用予定の「西神中央 文化・芸術ホール」の運営や利用方法を市民と一緒に考えていくワークショップが開催された。午前と午後、現地とリモートをあわせて約70人が参加した。(主催/株式会社シアターワークショップ)

神戸市は令和元年より、まちや暮らしの質を高めることで都市ブランドを向上させるプロジェクト 「リノベーション・神戸」に着手している。文化・芸術ホール、新西図書館、西区新庁舎などを含む西神中央駅周辺のリノベーションプロジェクトもそのひとつ。株式会社シアターワークショップはホールでのイベントや施設の使い方、運営の仕方などを、3回のワークショップで市民とともに検討し、ホール完成後も市民サポーターと一緒に運営を担っていく予定。

当初11月に1回目を開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受けて中止になり、万全の感染予防対策とリモート参加を設定するなどの対応で今回の開催に至った。ワークショップはチームに分かれてのグループワークで、西神中央の新しいホールだからこそできる催しや取り組みや、どんな活動をしたいか。また、なでしこホールと共存・連携するには?などのアイデアを、付箋に書いてボードに貼っていくスタイルで行われた。年齢に関係なくみんながフラットな立場で参加して意見を出すために「恥ずかしがらずに、とりあえずたくさん書いて出してみる。人の意見は否定せず褒めよう。人に便乗して発想を広げてOK!」を決まりごとに。近隣在住の参加者も多く、長く空き地だった場所にいよいよ建つホールへの期待もあり、どのチームも活発な意見交換がされていた。

主催の丸山健史さんは 「市民の方と一緒に作り、使ってもらってナンボだと思っていますので『ホールを建てる時に関わった。俺が支えてる』くらいの気持ちでコミットしてもらえたら。そして帰省の時期に合わせた西神の風物詩、お祭りのようなものを今から作っていき、外に出た若い世代に『このイベントがあるから地元に帰ろう』と思ってもらえるような施設になれば」と話した。参加者からは、ホールの建物外にできるオープンな交流広場を使って、地元農家によるマルシェやプロの演奏者との交流の場にするなどの利用方法、また、西区民が利用する際の特典、公演チケットで地下鉄運賃の割引きなど、地域の特性を知る地元民ならではの意見が多く出揃った。最後に各チームの代表が発表した。

巨勢佳美(こせよしみ)さん(西区糀台)は「西神中央に住んで17年目です。もともと文化芸術方面に興味があり、ワークショップも即座に応募しました。駅前にはない大人の交流の場を作ったり、蔵書が増える新西図書館と多目的スペースの連動イベントなどもいいですよね。今日は、自分たちで盛り上げて素敵な街にしよう!そんな地元愛を感じたので、ワクワクするような西神に一緒にしていきたいです」と想いを語った。ワークショップ終了後の春以降に、市民サポーターを募集予定。

★当日のリモート参加の様子はユーチューブで配信中
★最新の情報はこちらから

問い合わせ先/ 西神中央文化・芸術ホール 開業準備室(株式会社シアターワークショップ)
TEL 070-1443-5014(受付時間/午前10時~午後6時 ※平日・およびワークショップ当日)
メールアドレス seishinchuo@theatre-workshop.co.jp

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