高倉台幼稚園 誕生会
10月21日(水)、神戸女子大学附属高倉台幼稚園(須磨区高倉台)で、10月生まれの園児たちの誕生会が開かれた。
通常の誕生会では、神戸女子大学の学生たちによる人形劇を楽しむプログラムなどを行っている。今回は、自身の孫が同幼稚園に通っている坂本京子さんの働きかけにより、アンサンブル プティ・タ・プティKOBEの演奏会が実現した。坂本さんが所属するアンサンブル プティ・タ・プティKOBEは創立15年目のアマチュア弦楽合奏団。音楽が好き、アンサンブルが好きという学生から大人まで、幅広い年齢層のメンバーが集まり神戸を中心に活動している。6月に定期演奏会を予定していたが、新型コロナの影響で中止となり、人前での演奏の場がないまま過ごしていた。
会は2部制で、前半は満3歳児クラスと年少組対象。曲は、 「アンパンマンのマーチ」「勇気100%」「パプリカ」「夢をかなえてドラえもん」。後 半は、年中・年長組対象で、前半の曲に「Lemon」を加えた5曲を演奏。先生たちが「音楽を聴いて、歌いたくなったら一緒に歌いましょう!踊りたくなったら、踊りましょう!」と呼びかけると、園児たちは曲に合わせて大合唱。楽器紹介のコーナーでは 「この楽器は、なにかな?」との質問に「チェロ!」と元気のよい答えが返ってくる。 「ヴァイオリン!お母さんが弾いてる!」と話す園児も。前半の終わりには園児から花束が手渡された。後半の終わりには年長児が団員全員に手作りのメダルをプレゼント。
この日参加した11人の団員は 「久々に人前で演奏ができ、しかもかわいい園児さんたちの笑顔を見て、弾いてる私たちが癒されて元気をもらいました」と口々に感想を話した。団員の一人は「45年前の卒園生です。当時から制服が変わってないことを知って、とても懐かしいしうれしいです」と話した。
木村奈帆子園長は「本物の楽器に出合う機会になってとてもよかったです。きれいな音を聴くことは、自分がきれいな音を出したいという気持ちに繋がると思います」と話した。