編集記事

須磨区

「コスモスを撮ろう!あおぞらフォトレッスン」神戸総合運動公園

記事 「コスモスを撮ろう!あおぞらフォトレッスン」神戸総合運動公園のアイキャッチ画像

10月18日(日)神戸総合運動公園(須磨区緑台)で「コスモスを撮ろう!あおぞらフォトレッスン」が開かれ、定員の20人が参加した。 (主催/公益財団法人 神戸市公園緑化協会)

このイベントは神戸総合運動公園で自然と触れあいながら学び体験する「魅力あっぷセミナー」の一環で、毎月さまざまなテーマで開催している。10月は園内に約10万本のコスモスが咲き誇り、コスモスにちなんだ数多くのイベントが開催された。同セミナーも今月はコスモスを題材にした写真講座が開かれた。講師を務めたのはフォトグラファーの前田基行さん。(COMMAGRAM・CreativeOffice代表)

参加者は園内のコスモスの丘に集合し、丘上広場で前田さんから基本の構図について学んだ。まずは被写体を真ん中に配置する「日の丸構図」。ダイナミックがポイントとなるが、フレームアウトに注意が必要。画面を縦と横に三分割する「三分割構図」は写真に安定感が生まれるのでおすすめだという。前田さんは「カメラの画面に三分割フレームを表示させると撮影しやすくなり、交点に被写体を合わせるとメリハリがある自然な写真が撮れますよ」とアドバイス。続いてさまざまな構図テクニックや光源の取り入れ方の解説後、各自1時間ほど自由に撮影実習へ。前田さんは撮影中も「あらゆるアングルから撮ってみよう!」「縦横のアングルを使い分けたり、崩して撮ってみて!」と個別に呼び掛けながら「実体験は身につきやすい。個性豊かに撮って欲しい」と実践形式で撮影のコツなどを伝授した。

「傾斜が特徴なので下から見上げるとダイナミックに撮れ、空や自然を取り入れやすい環境。見下ろしてコスモスを撮ると可憐に見える」「撮影場所が(同公園だと)分かる東屋(あずまや)や鉄塔を入れるのもおすすめ」と具体的なアドバイスに感心しながら何枚もシャッターを押す参加者たち。尾崎貴美代さん(須磨区神の谷)は「毎年コスモスの撮影に来ているが、やっぱり構図が難しい」と前田さんに積極的に質問していた。カメラが趣味と話す栗飯原幸司さん(須磨区稲葉町)は「何枚も撮ったよ。いい運動にもなった」とフォトウォークを楽しんでいた。

撮影後はユニバー記念競技場の会議室に移動。参加者は渾身の1枚を選び写真データを提出、前田さんは解説を交えながら1枚ずつ講評した。花弁のアップ写真や地下鉄とコスモスの構図、ほかには当日は曇り空だったため木々の緑を背景に撮った写真など力作揃い。終了後も前田さんにテクニックを教わろうと熱心に聞き入る姿が見られた。

※「第11回デジタルフォトコンテスト」  作品募集中。

応募締切/11月30日(月)

詳細はHP参照 https://www.kobe-park.or.jp/sougou/ 問い合わせ/神戸総合運動公園 管理センター TEL/(795)5151

カテゴリー