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須磨区

はみがきセミナー

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9月30日(水)須磨区役所2階(須磨区大黒町)の地域子育て応援プラザ須磨で「はみがきセミナー」が開催された。生後10カ月から1歳半までの子どもと保護者、9組が集まった。

はじめに、地域子育て応援プラザ須磨・所長の田村愛美さんが「コロナウィルス対策を取りながらはみがきについて学びましょう」とあいさつ。保育士と一緒に親子で体を動かしたあと、歯科衛生士の菅原紗代子さんの講座が始まった。「乳歯は、すぐに抜けるんだから、虫歯になっても大丈夫だという間違った情報によって、乳歯をおろそかにしてしまった人も過去にはいたようです。今日は正しい知識を学び、3歳までなら間に合うのでぜひ実践してくださいね」と話す菅原さん。

乳歯は、母親のお腹の中にいる間に出来上がり、乳歯の根っこを栄養にして永久歯が出来上がる。だから乳歯が虫歯になり、根っこがしっかりしていないと、永久歯に大きく影響してしまうという。乳歯が虫歯にならない口の環境づくりのためには、食事の注意点がいくつかある。まず姿勢は、足の裏が地面に着くように座らせる。前歯を使って噛み切るという動作をさせるため、手づかみで食べさせる。口を閉じて噛む。(もし、口を開けて噛んでいたら、量を減らす)30回噛んでから飲み込む。

虫歯の予防方法の第1位はフッ素。初期の虫歯はフッ素で治るし、歯磨きジェルにフッ素が入ったものもあるので、利用しましょうと話す菅原さん。ジュースについての知識では「基本的に糖分が多いと思ってください。野菜ジュースもです。125mlをマックスで1日に1回」とのこと。

最後にしあげ磨きの実習を行なった。「笑顔でこどもの顔を覗き込みましょう。必死な顔だと、怖がっちゃいますよ」と説明。まずは寝転んだ体勢に慣れさせて、耳の前の唾液腺をマッサージする。1日に1回、寝る前にする。保護者は仕上げ用専用ブラシを持ち、子どもにも、別のブラシを持たせるといいと話した。

区役所内のおやこふらっとひろばに遊びにくることがあると話す佐々木彩壽(あやと)ちゃん(1歳3カ月・須磨区北落合)の母親は、「しあげ磨きを楽しくできるように、今日からやってみたいと思います」と話した。その他の参加者からは「知らないことが多かったので、勉強になりました」「まず磨く姿勢に慣れることから始めようと思います」などの感想があった。

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