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須磨区

子どものケガの応急処置

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9月8日(火)、「子どものケガの応急処置」の講習が北須磨文化センター(須磨区中落合)で開かれ、1歳から3歳の幼児と母親の4組が参加した。  主催/神戸市教育委員会事務局総務課、業務受託/神戸市婦人団体協議会、運営/須磨区あじさい教室事務室

神戸市では、人間形成に大きな影響を及ぼす幼児期の子どもとの関わり合いを学ぶ「親子の学び教室」を企画。毎月9区11カ所で無料開催している。各区の内容はそれぞれ異なり、幼児(1~3歳)とその保護者はどの区にも参加可能。須磨区9月のテーマは「子どものケガの応急処置」。市民救急救命士の三木利子さんと木村小枝美さんを講師に迎え三角巾を使ったケガの手当方法を学んだ。

はじめにボランティアスタッフ和田栄子さんによる絵本の読み聞かせがあり、続けて止血法の解説から講座がはじまった。ケガで大量に出血している時は、清潔なガーゼやハンカチなどで傷口を強く押さえる。血がにじんできた場合はガーゼなどを替えず、新しいガーゼを重ねる。三木さんは「三角巾を応用すると着実に手当てができます」と、応急手当に最も便利と言われる三角巾を取り出し、使用目的や使用部位に合わせて折りたたむ「たたみ三角巾」のつくり方を説明。三角巾は頭部、腕や膝の各部位ごとに包帯として使用する。母親たちは講師の実演を真似、自分の身体を使って繰り返し試みていた。腕の骨折時の固定法や、足首のねんざの処置も学んだ。足の場合は三角巾を一番細く折り、靴を履いている場合は靴ごと一緒に固定する。

講座終了後、三木さんは「ケガに気をつけて、お子さんを大切に育てていってくださいね」と母親たちに呼びかけた。須磨区妙法寺から遥香ちゃん(2歳)と参加した母親の内呑寛子さんは「三角巾の結び方や応用の仕方がわかってよかったです。打撲の時に冷やす方法など日常的なケガの手当ても知りたい」と話していた。  須磨区あじさい教室事務室の増井清美さんは「今後も楽しく学べる企画をたくさん予定しています。ぜひご参加ください」と呼びかけた。

※同センターでは11月「親子でリトミック」、12月「みんなでクリスマス」「サンタさんと歌おう」、1月「おひなさまを作って飾ろう」を予定。

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