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スマホサミットinひょうご2018

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インターネット利用のルールづくりについて中高生が主体となって考え、学び、取り組む「スマホサミットinひょうご2018」が、12月16日(日)に兵庫県公館(中央区下山手通)で開催され、約280人が参加した。 主催/公益財団法人兵庫県青少年本部、兵庫県

兵庫県は「青少年のネットトラブル防止大作戦」を展開するなど、地域や学校、行政などが連携・協働して青少年などによる主体的なルールづくりを支援している。同サミットは兵庫県立大学環境人間学部・竹内和雄准教授がコーディネーターを務め、兵庫県下の中高生の運営メンバーが企画・進行を担当。県下4300人の小・中・高校生に聞いた「 ひょうごケータイ・スマホアンケート」結果発表や、インターネット依存の青少年を対象とした「人とつながるオフラインキャンプ2018」結果報告、公開討論会などが行われた。

 

青少年主体による インターネット利用のルールづくり

 

アンケート結果からはスマートフォンの所有率の増加や低年齢化が年々進んでいることや、インターネット依存やネットトラブルが深刻になる一方でその実態を保護者が把握できていないことが明らかになった。インターネット利用対策活動事例集の紹介では、特に優秀な取り組みを行っている県下の4つの学校がプレゼンテーションを行った。

啓発動画を制作した兵庫県立東播磨高等学校が会場参加者による投票で最優秀校に選ばれた。中高生による公開討論会では、スマートフォン利用についての率直な意見交換が行われた。

「適切な使用時間を守れない」「睡眠時間や勉強時間が減るなど生活に支障が出る」などの悩みが語られる一方で、スマートフォンの機能やアプリを使って主体的に利用時間を管理するといったアイデアも紹介された。討論会に参加した学生は「ほかの学校の活動事例が参考になった。今日学んだことを学校に持ち帰ってルール改善に役立て、学校のみんながスマートフォンとうまく付き合えるような環境を作っていきたい」と話した。

サミットの最後にネットのルールを子どもたち自身で考えた「ひょうごスマホ宣言2019」の発表が行われた。会場の参加者からは「スマートフォンは現代にはもはや必要不可欠なもの。子ども達がいかに自分を律して使いこなしていくか真剣に考えているのがわかった。学校や地域でのルール作りも今後進めていきたい」とこの取り組みを支援する声が上がった。

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