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須磨区

地域とつながろう!おうちでボランティア

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須磨区ボランティアセンター(須磨区大黒町)では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い、従来の形でボランティアが継続できない中、「地域とつながろう!おうちでボランティア」の活動を実施している。

学校の臨時休校期間だった5月に子どもたちが外出せずにできるボランティアとして、折り紙に想いを込めて折って須磨区の施設に届け、地域の人と繋がることを目的に企画された。

須磨区内の子ども(大人も可)を対象に申込者には折り紙5枚と折り方の説明書、返信用封筒を郵送。自宅で折り紙を折って、同センターに送り返す。その後、集まった折り紙を同センターからまとめて施設に送る。施設利用者たちが送られてきた折り紙で作品を制作、施設からのお礼のメッセージが届いたら同センターから申込者の自宅にそれぞれ送られるという流れ。

第一弾は折り紙で金魚を折り、5月中旬から約1カ月間作品を募集した。52人が参加し246匹の金魚が集まり、介護医療院「須磨裕厚病院」(須磨区大手字大谷)に届けられた。後日、同病院から金魚を花火に見立てたものや夏祭りの金魚すくいをイメージした作品や制作風景の写真、お礼のメッセージが送られてきたという。院内に展示されているそうで入所者やその家族にも好評だと記されていた。

第二弾の今回は折り紙でコスモス作り。作品の募集期間は7月20日から8月25日まで。地域の老人サークルや児童館からも申込みがあり、約70人の参加者から500個ほどのコスモスが集まった。申込者にはピンク・薄ピンク・赤色の折り紙5枚と花の中央に貼る黄色のシールが送られた。コスモスは折り紙を三角に折った後、花びらの形を描いてハサミで切るため、さまざまな花びらの形をしたコスモスが勢ぞろい。「模様の入った折り紙やオリジナルの形、特大サイズなど個性あふれるコスモスの花がいっぱい集まりました」と話すのは、同センターボランティアコーディネーターの佐田友紀さん。

今回は「じゅうしん須磨寺」 (須磨区須磨寺町)に送られ、今後利用者たちが制作した作品は多くの人に見てもらえるように近隣の須磨寺の参道に向けて掲示予定だという。佐田さんは「コロナ渦で直接会って繋がることは難しいが、新しい提案をすることで今回のように地域の人が繋がって元気を届けることができました。第三弾も企画中です。参加をお待ちしています」と呼び掛けた。

※問い合わせ/須磨区ボランティアセンター TEL(731)8922
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