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垂水区

淡路のいいね!旬のおいしいもの編 淡路島たまねぎ

2020年4月22日号掲載

甘くて柔らか 淡路島たまねぎ

無農薬、無肥料、自然栽培のたまねぎは、生産量の1%に満たない

淡路島にはたくさんの特産品があり、玉ねぎはその代表格。今回は無肥料、無農薬の自然栽培を行う「淡路島 花岡農恵園」(洲本市五色町)でお話を伺った。

「農薬はもちろん、肥料も与えない自然栽培を行っています」。
(「淡路島 花岡農恵園」代表 花岡明宏さん)

花岡農恵園の自然栽培の野菜、名づけて「風土ベジ」は、瀬戸内海の温暖な気候とミネラルを含んだ潮風がそよぐ淡路島の豊かな風土で育つ。花岡さんは「虫の大量発生や不作の時もあるが、土の生態系を壊さないようにしたい」と話す。花岡農恵園では年間を通して、30品目もの「風土ベジ」を生産している。たまねぎもその一つだ。

「近場の人に新鮮な野菜を届けたい。垂水の人にも食べてもらいたいです」淡路島花岡農恵園 代表花岡明宏さん

淡路島たまねぎは、柔らかくて一般的なたまねぎと比べて糖度が高い。品種は4月5月に収穫する早生(わせ)、5月下旬から6月に収穫する中生(なかて)、6月に収穫する晩生(おくて)に分かれ、淡路島では主に中生と晩生を栽培している。収穫したたまねぎは、たまねぎ小屋で吊るし、乾燥させることで甘みが増す。  たまねぎに含まれる辛味成分硫化プロビルは、生で食べると、血液中の糖の代謝を促進し血糖値の上昇を防ぐ。加熱によって〈トリスルフィド〉という物質に、長時間加熱を続けると〈セパエン〉という物質に変化する。〈トリスルフィド〉と〈セパエン〉どちらも、中性脂肪やコレステロール値を低下させ、血液をサラサラにする働きがある。

新たまねぎはみずみずしく、鱗茎が厚い

「新たまねぎはサラダに。冬たまねぎは炒めたり、煮込み料理にするとおいしいですよ。葉たまねぎは葉の部分も柔らかく食べられます」。(花岡さん)

自然の恵みで育った花岡農恵園のたまねぎの購入は通信販売で。「淡路島 花岡農恵園」で検索を!

〈取材先〉
淡路島 花岡農恵園
洲本市五色町鮎原三野畑577-4
Tel&Fax 0799-32-0601
https://www.hanaoka-noukeien.jp/

◎オニオングラタンスープ

〈材料〉4人分
たまねぎ…1個(300g程度)、洋風スープの素…2個 水…600cc、バケットパン…4切れ、バター…30g、ニンニク…1片、ピザ用チーズ、オリーブオイル、塩、コショウ

〈作り方〉
❶玉ねぎを薄く切る。
❷鍋を熱してバターを入れて溶かし、①を入れ、飴色になるまでじっくり炒める。
❸水と洋風スープの素を入れ、弱火で15分程度煮込み、塩、コショウで味を調える。
❹ニンニクの切り口をバゲットにこすりつけ、オリーブオイルを塗り軽く焼く。
❺④を耐熱容器に入れ、③を注ぎ、チーズを適量のせる。オーブンでチーズに焼き色がつく程度に焼く。

 

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