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垂水区

垂水のいいね!人物編 サン珈琲 日詰 弘一さん

2020年4月8日号掲載

香り高いコーヒーとともに、居心地よいひとときを

サン珈琲 日詰 弘一(ひづめ ひろかず)さん

舞子駅から学園都市に向かうバス通り沿い、本多聞に位置するコーヒー屋の喫茶店「サン珈琲」。店に近づくと香ばしいコーヒーの香りが漂う。明るい店内は喫茶のメインルームとパーティールーム、焙煎室に分かれ、ジャズのメロディーとともにコーヒーを挽くミルの音が心地よい。

店主の日詰弘一さんに話を伺った。創業から40年、元々はコーヒー豆卸の会社で神戸市内の喫茶店にコーヒー豆を販売していた。阪神・淡路大震災の影響で取引先の喫茶店が激変したこともあり、喫茶も始めるようになった。その喫茶店もオープンして26年。ご近所だけでなく垂水区からはもちろん、兵庫県内など遠方からのお客さんにも広く親しまれている。3年前にオール禁煙に踏み切り、澄んだ空気の中でコーヒーの香りを楽しめるようにした。

「自分が本当に美味しいと思うものをお客様に届けたい」という思いから、煎りたての珈琲豆を注文を聞いてから豆を挽き、1杯から抽出して提供している。いかに新鮮なコーヒーを提供をするか量を考えながら、午前中はドイツ製の焙煎機につきっきりで、ほぼ毎日焙煎してるそうだ。サン珈琲オリジナルのこくまろブレンドのほか、さまざまな種類のコーヒー、モーニングやサンドイッチ、ナポリタンスバゲティ、ハヤシライス、スイーツなど豊富なフードメニューも全て手作りだ。「うちの店に来て、お客様が満足していただけることが一番」「お客様の喜びは私たちの喜び。お客さんに喜んでいただいたら私自身も居心地良い」と語る日詰さん。例えば注文の商品をテーブルに置く場所も、お客様の立場に立ってサービスするようにしている。コーヒーのうんちくなど難しいことにこだわらず、好きなスタイルで気軽に楽しんでほしいという。

店頭でのコーヒー豆の販売のほか、垂水区全域と西区の学園都市と西神地区周辺は無料宅配サービス行なっている。また「家で淹れると同じ豆なのにお店みたいに美味しくならない」という声を聞いて始めた「コーヒーの淹れ方講習」も人気。。基本を知ればコーヒーを淹れるのは決して難しくない、家庭でも身近に楽しんでほしい、という。スペシャリティと呼ばれる良い豆を使うだけでは美味しくならない。秘密は3つの「たて」。美味しいコーヒーの秘密を知りたい方はぜひ、日詰さんの「サン珈琲」へ!

《サン珈琲》
垂水区本多聞1-20-43
TEL:782-7768
営業時間:8:00~19:00
定休日:なし(※1月1日~4日休)
https://www.suncoffee.co.jp/

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