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西区

「パラ・スポーツ体験会~パラリンピック種目に挑戦しよう!~」市立西体育館

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2月11日(火・祝)市立西体育館(西区春日台)で「パラ・スポーツ体験会~パラリンピック種目に挑戦しよう!~」が開かれ、親子連れなど約70人が参加した。(主催/神戸市西区体育協会、神戸市立西体育館)

今夏の東京パラリンピック開催を前にパラスポーツに興味を持ってもらおうと、パラリンピック正式種目でもある「シッティングバレーボール」と「ボッチャ」に挑戦する体験会を開催。西体育館では、5年前から毎年パラスポーツ体験会を開催しており、多くの人に参加してもらうため事前申込不要で誰でも気軽に参加可能。

左、大久保正樹さん、右、金尾智さん

「シッティングバレーボール」は尻(臀部)を床につけた状態でプレーする6人制のバレーボール。プレー中に立ち上がったり飛び跳ねたりすると反則となる。講師は元全日本代表監督の大久保正樹さんと2004年アテネ、2008年北京パラ五輪と2大会連続で出場した金尾智さん。参加者たちは座った状態で準備体操をした後、腕や足の力を使いながら尻を滑らせるようにして前後左右に移動する練習を行った。その後、グループごとに円になってラリーを続けた。大久保さんから、「体をまっすぐにした状態でボールを受けるように移動して」「ボールを高くパスすると味方が取りやすいよ」とアドバイスがあった。慣れると実際にネットが張られたコートで金尾さんも加わり、一緒に試合を楽しんだ。南光柚美さん(桜が丘中1年)はバレーボール部の部員6人で参加。「お尻をつけるのが難しかった。パラリンピックでも観てみたい」と興味を示していた。

ボッチャ

「ボッチャ」は赤と青の球を投げ合い、的となる白球にどれだけ近づけるかを競う「地上のカーリング」と呼ばれる競技。ルールが簡単で年齢や性別、障がいの有無を問わないため幅広い年代が楽しめる。参加者たちは狙いを定め、真剣な表情で投球。目標の的にぴったりと寄せると周囲から歓声と拍手が会場に響き渡り、球の行方に一喜一憂しながら楽しんだ。家でボッチャを手作りして練習してきたという福沢咲葵さん(魚崎小4年)は「球が転がりすぎないように手首を利かすのがポイント」と、手慣れた様子で好投していた。父親の優さん(東灘区)は「テレビで観てやってみたいと思っていた。年齢に関係なく対等にできるのがいいですね」と感想を話した。

西体育館の向井館長は「今日の体験を思い出してパラリンピックを観戦して欲しい」と話した。

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