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垂水区

垂水のいいね!人物編 カフェフレディ 店主 武村明子さん

2020年1月8日号掲載

舞多聞のくつろぎカフェ「カフェフレディ」

店主 武村 明子さん(中央)

ブルメール舞多聞の向かい、舞多聞メイン通りにある一軒家カフェ「フレディ」。「手作りランチが美味しい」「ゆっくりくつろげる」と地元の人たちに評判だ。冬の日の昼下がりに店主の武村明子さんを訪ねると、にっこりやさしい笑顔で迎えてくれた。木の造りの店内は、大きなガラス窓から明るい日差しが注ぎ、高い天井が開放的な居心地のいいスペースだ。

「実は、私がカフェを始めたいと思ったわけではなくて、夫がゆくゆくはコーヒーのお店をしたいと… 。そしたら、私の母も昔飲食の仕事をしていたので、それはいいわねとすっかり意気投合してしまって」と、武村さん。住宅建築の会社を営むご主人が1階に店舗を併設したマイホームを建て、2009年に「カフェ フレディ」が誕生した。「好きな紅茶の勉強はしたものの、飲食業は全くの素人でこんなんで大丈夫かなと思いながらも、料理担当の母と二人三脚でやってきました」という。材料の分量や切り方などいちから教えてもらいながら、レシピを覚え母の味を受け継いできた。食事はドレッシングからケーキまで全て手作り。安心して食べてほしいと、肉や野菜は国産にこだわり季節の食材を使ったメニューが並ぶ。ランチは日替わりの3種類、オープン当初から定番のチキン南蛮ランチが人気だ。1月から3月頃までは期間限定カキフライランチがおすすめ。日生から直送の新鮮カキを楽しめる。ドリンクメニューも豊富で、カフェインゼロの紅茶は妊婦さんにも好評だ。

「食べ歩きも好きでいろんなお店よく行っていましたが、お客様の立場と全然違うので、料理も接客もまだまだ勉強することばかりです」という。80歳を過ぎた武村さんのご両親は、毎朝母が仕込みに、父が掃除に来てくれ、営業はスタッフとともに切り盛りしている。オープンして10年、今だに「ここにお店があったんですね」と初めて来店するお客さんもいるそうが、そんなゆったりした雰囲気も「カフェ フレディ」の魅力。家族連れ、ママ友グループなど、赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃん世代まで、幅広い世代が訪れる。「幼稚園児だった子が久しぶりに会うと中学生になっていたり、出産を無事に終えて赤ちゃんと一緒に来てくれたり、そんな時はカフェをやっていてよかったと思えますね。これからも細く長く続けていきたい」と、くつろぎの場を提供している。

cafe Freddie(カフェ フレディ)
垂水区舞多聞東3-3-3
TEL:781-6750
営業時間:10:00〜16:30(ランチ11:00〜14:00)
定休日:土・日・月・祝日 (春・夏・冬休みあり)

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