なつまつり
7月28日(土)竹の台児童館(西区竹の台)で「なつまつり」が開かれ、多くの家族連れで賑わった。主催/竹の台児童館 子育てコミュニティ育成事業
地域交流を目的とした毎年恒例の「なつまつり」は地域の夏の風物詩として親しまれている。チケットは7月初めに先着150人、参加費100円で販売。楽しみにしていた多くの子どもたちがチケット片手に待ちきれない様子で開始時刻前から行列を作っていた。会場には「わなげ」「ザリガニつり」のほか、お玉を使って時間内にボールを何個入れるかを競う「おたまでGO」やゴールを目指して車を走らせる「Car Ring(カーリング)」のゲームコーナーがあり、順番を待つ子どもたちであふれていた。各種ゲームはスタッフがペットボトルやプラスチック容器などを利用して手作り。夏らしいカラフルな色合いに仕上がっていた。
「おばけやしき」の今年のテーマは古代エジプト。お題が出され、暗闇の中を進んでいく。怖い絵や小物が飾られ、壁が動くなどさまざまな仕掛けに大きな悲鳴が響き渡っていた。最後に待っていたのはツタンカーメン。ミッションクリアで光るブレスレットがプレゼントされた。親にしがつきながら恐る恐る入る子や友だち同士で手を取り合って入り、中には怖くて泣き出す子も。仕掛け役の吉川香苗さん(樫の台小6年)はボランティア初参加。「隠れて待機しているので驚かすタイミングが難しかった。ドンドンと大きく足踏みをして驚かせたよ」と満足そうに話した。
屋外にはーパーボールすくい」や水鉄砲の的当てゲーム「バン!ブー」のほか、氷菓子も配られ子どもたちは大喜び。
隣接する竹の台地域福祉センターでは災害の備えの重要性について考えるきっかけになればと防災コーナーを実施。クイズ方式で災害対応について学んだり、紙食器・新聞スリッパづくりに挑戦。近隣の神戸高塚高校の生徒もスタッフとして加し来場者たちに説明していた。2階にはたこせんなど食べものコーナーや休憩所も用意されていた。
娘2人と参加した山下寿江さん(西区竹の台)は「地元のお祭りですね。親子で楽しめました」と話し、結菜さん(竹の台小1年)は「ボールのゲームでお菓子をもらったよ」と笑顔。来場者たちは夏の楽しいひと時を過ごした。