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神戸常盤女子高等学校 ソフトボール部 兵庫県高等学校新人ソフトボール大会 優勝

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神戸常盤女子高等学校(長田区池田上町)ソフトボール部が、11月2日(土)~4日(月・祝)に篠山総合スポーツセンター(篠山市)ほかで開催された「兵庫県高等学校新人ソフトボール大会」女子の部で42年ぶりの優勝に輝いた。
昭和38年創部の伝統あるソフトボール部だが新人大会においては長らく優勝から遠ざかっていた。主将の篠原琴音さん (2年)は「初戦は硬くなってしまったが試合を重ねていくうちに自分たちのプレーができたので自信になった」と振り返る。エースの戸倉紗希さん(2年)は「緊張を楽しめた」と5試合をほぼ1人で投げ切った。初戦から3試合連続完封。準決勝は3対2、決勝の武庫川女子大学附属高校戦は2対1といずれも僅差で逃げ切り勝利を掴んだ。副主将の小岩愛莉さん(2年)は「完璧な試合運びじゃなかったけど全員でカバーし合って優勝することができた」と胸を張った。

今夏、県総体の準々決勝で強豪、須磨ノ浦女子高校にタイブレーカーの末に敗北を喫した。この悔しさが原動力となり、チーム一丸となって攻守を磨いた。ノーエラーにこだわる、バントを一度で決めるなどチームで徹底したという。自由参加の朝練だが、部員全員が個々の課題克服のための練習にも取り組んだ。今大会はリベンジに燃えていたが須磨ノ浦女子高校が準決勝で敗れ直接対決は叶わなかったが、日々の努力が実を結び念願の頂点に立った。

就任21年目の平山結花監督は「ソフトボールだけでなく学校生活や人として当たり前のことができないと上手になれない」と話し、日頃から部員たちで考えて行動できるように指導にあたる。日々の練習後には主将が中心となり反省点を挙げ、次の目標を掲げる。思ったことがあればグラウンドでその都度確認し、試合のイニングごとに話し合うこともよくあるという。自由に意見を言い合い、意思疎通を図るのでチームとして向かっていくべき方向が明確になり団結力が強まった。昨秋のシーズンオフには体づくりのために体幹トレーニングを強化したことで瞬発力が増し、何よりケガが減ったという。

来年3月の全国大会に向けて、基本に忠実に守備に重点を置き練習に励む。戸倉さんは「エースの自覚を持って投げ、無失点に抑える」と誓う。篠原さんは「全国優勝を目指します」と勢いに乗るチームは次なる歓喜に向け持ち前の団結力で挑む。

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