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須磨区

親子の学び教室

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「親子の学び教室」が11月12日(火)に北須磨文化センター(須磨区中落合)で開催され9組の親子が参加した。 (主催/神戸市教育委員会)

幼児期は人間形成に大きな影響を及ぼすといわれるが、同教室は家族の絆を深めるために、子どもとどう関わっていけばいいのかを楽しく学ぶ場所として、10年以上前から続いている。1歳頃から3歳の幼児とその保護者を対象に神戸9区で開催。須磨区では年7回開催され参加費は無料(開催する区によって時期、回数は異なる)。

須磨区あじさい講座事務室の中村照美さんは「最近は3歳になると保育所に預けて働く家庭が多いので、1歳くらいの幼児の参加が多い。ほかのお母さん同士や、社会のつながりを得る機会にして欲しい」と話す。

事前にボランティアのメンバーが手作りした、猫が花から飛び出す仕掛けのおもちゃが親子に一セット配られると、両面テープをつけて完成した作品で「いないいないばあっ!」を楽しんだ。

次は友が丘から来場した2人の講師が3B体操を指導。3Bとはボール、ベル(手かせのような形をしたクッション)、ベルター(ゴムのベルト)を使用する健康体操で、有酸素運動・バランス機能改善・筋力づくり・ストレッチの効果があり、子どもから高齢者までが楽しめる。アンパンマンの曲に乗せて、親子でベルを2つ持ち揺らしたりジャンプしたりと楽しく体を動かす。子どもと一緒にする運動では「子どもがやりたくない場合は無理にさせなくてもいいよ。お母さんが楽しんでください」と講師が声をかける。子どもが母親から離れて走り出すと、ボランティアのメンバーが見守る。「バスに乗って」の曲では母親が寝ころび足の上に子どもをのせ「たかいたかい!」とすると子どもたちの笑い声が広がった。

「エビカニクス」のダンスでは「エビ、カニ~」とリズムに乗せて汗を流す。母親はベルターを使って肩甲骨周りの体操や体を大きくひねる全身運動で体をほぐすなど、ボランティアメンバーも母親たちも、子どもと一緒に息をはずませながら体操を楽しんだ。

近所に住む1歳の子どもと参加した母親は「初めて参加しました。地域のこのような教室に参加したことがなかったが、とても楽しかったです」と笑顔で話した。

年明けの開催は1月21日(火)「鬼のお面づくり」を予定。問い合わせは、「須磨区あじさい講座事務室」TEL(735)7377まで。

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