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垂水区

垂水のいいね!人物編 れいんぼぅ☆キッズ 岩橋 なをみさん

2019年11月27日号掲載

学区や学年を超えてつながる 地域の子どもクラブ

れいんぼぅ☆キッズ 世話人 岩橋 なをみさん

「れいんぼぅ☆キッズ」は、神戸市の学校開放マナビィひろば事業(現在の地域貢献事業)としてスタートした福田小学校の子どもクラブ。現在のメンバーは小学生から中学・高校生を中心に20名ほどで、3つの小学校、2つの中学校の学区の子どもたちが集まる。

世話人の岩橋なをみさんにお話を伺った。「12年程前に地域の小学校を卒業した子どもたちが、中学生になっても小学校とつながりを持って何かやっていきたいという声があり、発足しました。学校開放団体としての便宜上私が世話人になっていますが、主役は子どもたち。何をするとは決めず、中学生や高校生がリーダーになって自分たちがやりたい活動をしています」。福田川の環境学習や福田小学校のビオトープ再生プロジェクトへの参加、たるみっこまつりやいかなご祭りのステージ、垂水商店街のハロウィンイベントの出店、高齢者施設での音楽ボランティア(左下写真)など、活動内容は幅広い。神戸マラソンでは沿道応援ステージに第一回から参加し、最近では参加グループをまとめステージを盛り上げる司会・進行を任されているそうだ。どれも地域の人も自分たちも元気になれる活動で、みんな生き生きと参加している。

岩橋さんは「学校や部活、お稽古事など今の子どもたちは何かと忙しいが、空いた時間にいつでも参加してホッとできる場所でありたい」と世話人を続けている。「除籍はないので、中学・高校で部活動が忙しくて離れても、大学生や社会人になってお手伝いに来てくれる子もいる。子ども会の拡大版みたいなものですね」。幼児から25歳まで、学区も年齢も違う子どもたちがゆるくつながると同時に、お母さんたちの交流の場にもなっている。「子どもたちの成長に立ち会えるのが何よりうれしい」とやさしい笑顔で話す岩橋さん。忘年会で20歳になった子どもたちとビールで乾杯したり、イベントの時には自分のお財布から差し入れを持ってきてくれたり…。また、コミュニケーションが苦手だった子どもや、学校に行きづらかった子どもが「就職して社会人になりました」「大学に受かりました」と連絡してくれる。子どもたちの成長を見守りながら、クラブの活動を支えている。

「れいんぼぅ☆キッズ」の 活動内容はこちら
れいんぼぅ☆すたぁのブログ https://ameblo.jp/hoshizora-rainbow/

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