〜 院内で奏でる本格的コンサート 〜 美しい演奏を楽しむひととき
10月14日(土)、久保みずきレディースクリニック(西区美賀多台)ANNEXホールにて院内コンサートが開催され、妊婦をはじめ子ども連れの家族らが芸術の秋を楽しんだ。
この日は、内藤謙一さんによるヴィオラ・ダ・ガンバと久保敦子さんによるチェンバロの演奏。ヴィオラ・ダ・ガンバ(イタリア語でViola da gamba)は16〜18世紀にヨーロッパで用いられた古典弦楽器で、やわらかく味わいのある音色が特徴。その後、華やかな音色の現代の弦楽器が主流となり一度は完全に廃れてしまったが、古い楽器を愛する音楽家と職人によって復活した。内藤さんは現在、日本センチュリー交響楽団でコントラバスを演奏する傍ら、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者としても活動している。会場は定員十数人ほどのこぢんまりとしたホール。アットホームな雰囲気の中、参加者は古典的な室内楽の演奏に酔いしれた。演奏の合間には、内藤さんの楽器にまつわる歴史などのトークも興味深く、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
同院内コンサートは久保みずきレディースクリニックが企画したもの。母親学級(マタニティー対象)では10年以上同様のコンサートを続けているが、マタニティーのひとだけでなく一般の人にも広く楽しんでもらおうと始めたという。およそ2ヶ月に一度さまざまなゲストを呼び開催予定。料金は無料、乳幼児も参加OK。「今回が2回目になり、ご家族連れの皆様も来ていただき嬉しいですね。当院に通っていらっしゃる人だけでなく、どなたでも、気軽に聴きに来てほしい」と久保さん。
左、内藤謙一さん 右、久保敦子さん
次回12月は若手のピアニスト2人での演奏会を予定している。本格的なプロの演奏を間近に聴きながら、日常を忘れて少し贅沢な時間を過ごすことができる。ライブで聴く演奏は格別。土曜の昼のひととき、クラシック音楽の生演奏を楽しんでみてはいかが。
コンサート情報はホームページを参照。
コンサート予定
12月8日(土)昼12時〜
1月26日(土)昼12時〜
場所/久保みずきレディースクリニック
神戸市西区美賀多台3丁 目 13-8
TEL/078(961)3333