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神戸ワールドフェスティバル2019

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10月5日(土)・6日(日)、神戸ポートオアシス、みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)(ともに中央区)の2会場で、「神戸ワールドフェスティバル2019」が開催された。このイベントは関西在住の外国人メンバーと世界中に友達を作りたい日本人メンバーが、世界中の国の人々と触れ合い、「世界」をもっと身近に感じてもらえるフェスティバルを目指し開催。

屋外会場のみなとのもり公園では、ステージとモンゴル遊牧民の移動式住居であるゲル、各国の料理や物販の出店、青空広場が並んだ。両日とも晴天に恵まれ、10月とは思えないほどの気温だったので、汗をぬぐう人も多く見られた。

ステージでは、アラブ音楽トリオ「しんきちさん」による演奏、バイラコンミゴ日本支部によるペルー伝統舞踏マリネラ、ハウマルヌイによるタヒチアンダンス、神戸幕末海援隊による芝居と殺陣、アルマラハガットによるベリーダンス、神戸六甲連による阿波踊りなど、約60団体によるパフォーマンスが繰り広げられた。青空広場にはバルーンアート、フェイスペイント、ヨガなど自由に参加できる企画が多数用意された。ジャグリングやマジックなどの大道芸も披露され、大いに盛り上がりを見せた。実行委員企画のボリウッドダンス体験も行われ、当日練習した参加者もステージで一緒に踊った。

ゲル内では、各国の文化交流が行われた。ヒンディー語カードゲーム(同じ文字を取る神経衰弱ゲーム)に参加した伊吹実沙さん(宝塚小5)は「友達がダンスでステージに出るから見に来た。カードゲームで6組取れて、1位になれてうれしい!」と話した。カードゲームを作ったインドのマヤンク・バンディさん(23歳)は「親の仕事で日本に来ています。友人に誘われて参加しました。みんなが楽しんでくれてよかったです」と話した。チームパンダによる几帳結びや吉祥結び、菊結びを作る中国ひも結び体験に参加した東灘の40代女性は「今日は朝から、ヨガに参加して、さっきインド料理を食べました。このひも結びは初めてで時間はかかったけど楽しかったです」と話した。ほかにバングラデシュのアルピタさんによるバングラデシュ紹介とサリー着付け体験なども行われた。

屋内会場の神戸ポートオアシスでは、奥井たたみ店など、日替わりで11ブースが並んだ。ミニ畳作りを体験した林田梓沙(あずさ)ちゃん(3歳)親子は「伊丹市から来ました。畳作りは、私も一緒に楽しめました」と話した。来神者おもてなしプロジェクトでは、日本文化紹介コーナーとして「サムライになろう(チャンバラ体験)」「お抹茶体験をしよう」「奈良・平安時代の服を着てイベント内を楽しもう」が行われた。日本殺陣道協会による「サムライになろう」に参加した藤原紅音(あかね)さん(高丸小4)親子は「学校でチラシを見て、チャンバラが面白そうと思って来ました」と話した。チャンバラ体験は掛け声を交え、サンプラーという効果音の機械も用い、その場の雰囲気はさながら映画村。母親もやり切った満足げな笑顔で「やってみたかったことができてよかったです」と話した。

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