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須磨区

かえっこバザール

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9月28日(土)、須磨パティオ(須磨区中落合)のパティオホールで、おもちゃ交換会「かえっこバザール」が開催された。

「かえっこバザール」はお金をつかわず、子どものものを大切にする心を育て、遊びを通して社会の仕組みを学んだり、環境問題を伝える場として全国各地に広がるイベント。須磨パティオでは10年ほど前から春と秋の年2回開催されている。

かえっこバザールは、まず家にある使わなくなったおもちゃや子どもの本・CD・DVD、ぬいぐるみなどを持っていき、受付で査定してもらう。そこそこのものは1ポイント、まあまあのものは2ポイント、なかなかのものは3ポイント、感動したものは10ポイントと、持ち込んだおもちゃに応じて、「かえっこカード」にカエルポイントのハンコを押してもらう。ポイントに応じて会場にある気に入ったおもちゃと交換出来るシステム。

ポイントは持ち込みのおもちゃだけでなく、当日のシール貼りや整理の手伝いで7ポイント、紙コップ工作や、ぬり絵をすることでも3ポイントが貰えるので、「お手伝いを募集します!」の声が掛かると、毎回多くの手が挙がる。ポイントは全国のかえっこバザールで共通なので、カードを数枚持参するツワモノもいた。

須磨区から参加した柳谷ゆめかちゃん(5歳)の母親は「捨てるのではなく交換で、子どもも新しいおもちゃのために楽しく整理をしてくれるので助かります」と話した。 学園都市から両親と参加した岩本怜奈(れな)ちゃん(5歳)は2回目の参加。前の晩に悩みながら、ブレスレットなどお別れするおもちゃを自分で選んだという。この日はお手伝いにも参加し、頑張りが認められ10ポイントをゲットした。

また、スタッフが舞台上でおもちゃを紹介し、欲しい人は挙手、複数いればジャンケンで決める形式と、自分が何ポイントそのおもちゃに出せるかオークション形式で決める「せりあげ」が行われた。子どもたちはあらかじめ目星をつけていたおもちゃが登場すると、元気に手を挙げていた。ジャンケンで負けて泣く子どもが出るほど白熱。

父親と会場を訪れた大矢美玖(みく)さん(小2)、篤実(あつみ)ちゃん(5歳)は今回で4回目の参加。美玖さんは手伝いもしたといい「楽しかった!」と笑顔で答えた。

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