9月15日（日）、リファーレ横尾駅前広場（須磨区横尾）で「第3回敬老カラオケ大会」が開催された。

前列左から 　３　位　　小西ひろ子さん／お父う（花京院しのぶ） 優　勝　沖　　真澄さん／神戸の女（星まさる） 準優勝　安岡　正江さん／島のブルース（水森かおり） ２列目左から 　５　位　　田処　和代さん／隅田川（城之内早苗） 　４　位　　佐藤洋一郎さん／ 春待ち草（走裕之）

審査員のみなさま　左、星まさるさん

同大会は神戸市在住で60歳以上であれば誰でもエントリーが出来る。この日は男女合わせて29人の歌自慢が集まり、広場に歌声を響かせた。ゲスト審査員長として、プロ歌手でカラオケ教室講師の星まさるさんを迎え、ゲスト歌手の岡田ひさしさんによるスペシャル歌謡ショーもあった。優勝・準優勝者にはトロフィーと商品券、３位から５位までには盾と商品券が賞品として贈られる。

女優のまつむら真弓さんの軽快な司会でスタートし、まずは星まさるさんによる模範歌唱の「ありがとう愛する貴方へ」が披露された。トップバッターで登場の福井佐代子さん（68歳垂水区 ）は「じょんから女節」を歌い上げた。「歌が好きで週１回は友人とカラオケを楽しんでいます」とのこと。テニス仲間らが応援に駆けつけ、最前列で声援を送った友人の宮崎さんは「最高でした！」と笑顔で話した。

福井佐代子さん

白川イチローさん

85歳ながら赤いテンガロンハットでＤＡ　ＰＵＭＰのヒット曲「Ｕ・Ｓ・Ａ・」を歌い会場を盛り上げた白川イチローさんは、昨年に続き２度目の出場。「 気持ち良かった！音響もバッチリでこんなの毎日でも歌いたいね！」と元気に話した。

岡田ひさしさん

全員の歌唱が終わると審査員は別室で入賞者選定に。その間、神戸出身の演歌歌手、岡田ひさしさんのスペシャル歌謡ショーがあり持ち歌「木屋町ＣｈａＣｈａ」「男の人生」などを披露。観客はプロの歌声に酔いしれた。 　入賞者発表の前に審査員長の星さんがひとこと「年々上手になって採点に苦労します。楽しくも悩ましい。上手に歌おうとしないで、また聴かせてやろうじゃなく素直に歌ってくださいね」と総評を述べた。優勝は「神戸の女（ひと ）」を歌った沖真澄さん60歳（東灘区）。沖さんは星さんから歌唱指導を受けた経験があり「びっくりしました！上手な方ばかりだったから。緊張しましたが先生の、声を張り上げず優しく語るようにという教えを胸に歌いました」と喜びを語った。

会場は常に満席で立ち見も出るほどの盛況ぶり。三連休のひと時を楽しんだイベントとなった。